貧乏とゼロ・ウェイストの親和性
2017年3月3日
ブログのサブタイトルに「貧乏」と入っているのに、今までそのトピックについて書く機会がありませんでした。
(歯列矯正に至っては、機会を逸しているうちに装置が体の一部と化してしまい、すっかり書くモチベーションが失われています…。)
ずばり、うちは貧乏な家です。(可処分所得の問題として、ですが。精神は貧困じゃないと思いたい!)
同居人が真性貧乏人、私が仮性貧乏人という感じでしょうか。
さて、ゴミがなぜ発生するかというと、他ならぬ自分が家に招き入れているからなわけですが、
同居を始めて以来、真性貧乏人の生態を観察してみるに、真性貧乏人はゴミを出しません。なぜならば圧倒的に余計な買い物量が少ないからです。
可処分所得が少ないため、その使い方は真剣そのものです。お給料が入ったら、家賃や電話代、寄附など毎月必ず出て行く金額を引いたうえで、向こう一ヶ月の日数で割り、厳格にその予算内で生活しています。
クレジットカードを持たない(持てない)真性貧乏人は、自分の身の丈に合ったものしか買いません。背伸びをせず、地元の商店で必需品だけを買い、その範囲で手に入るもので毎日の生活をやりくりします。
通信販売などは存在しない世界なので、包装はすべてその場で断ることができます。品物は、自分の目で見て買うか買わないかを判断するので失敗がありません。「ちょっとあったら便利かも」程度のものは初めから対象外です。
こうしてようやく手に入れたものを、文字通りぼろぼろになるまで使い倒しています。ちょっと擦れてみすぼらしくなった程度では取り替えません。そしてお役御免にするときには「ごめんなさい、どうもありがとうございました」と言いながら処分しています。
乏しいことが全面的に良いことだとは言いませんが、少なくともその結果として顕われている行動の部分は見習わなくてはいけないと思っています。
仮性貧乏人の私は、上記の部分はちょっと弱いかなーという感じですが。だってコヨーテ(ルーニーチューンズのワイリー・コヨーテのこと。通販で購入したギアでロード・ランナーを捕まえようとしては、使いこなすことができずに自滅する気の毒なキャラクター)だし。
それでもやはり可処分所得において余裕しゃくしゃくとは言い難いため、とにかく生活の無駄を排除することには昔から腐心してきました。ここへきて、ゼロ・ウェイストについて書くのが楽しくてしょうがないのは、ゼロ・ウェイストがこれまでに魚柄さんの本などを参考に培ってきた生活の総決算という感じがするからかもしれないです。
しつこいようですが、本当に本当に本当にお勧めする本です。