コンポスト、はじめました⑤ 下に敷くすのこについて

2017年6月9日

 

ダンボールの底の風通しを確保するためにすのこなどを敷かなければならないという話だったので、100均あたりで適当に調達するつもりでいました。

というのも、ちょっと調べてみたところ、100均には30cm角くらいの桐製の小さいすのこが売られているとのこと。パッケージごみは出るかもしれないけれど、桐って何か良さそう、と思ったのです。

 

室内にダンボーコンポストを置いている方のブログで、時々日に当てたいので、日のあたる場所まで動かすために、下に敷くすのこにはキャスターが付いていると便利がいいとの記述がありました。

ラッキーなことに、偶然キャスターは家にあったので(2010年頃はDIYにはまっていたので、その頃に何か作ろうとして購入したものと思われます)、すのこさえ手に入れば後は手元のキャスターを取り付けるだけです。

 

ですが、100均を見かけるたびに立ち寄るものの、なぜかすのこが見当たりません。仕方が無いので手元にあったMDFボードの端材を利用して作ってしまうことにしました。

作るといっても、板をちょうど良い大きさに切ってもらい、ボンドで貼り付けてキャスターをネジ留めするだけのお気楽木工ですが。

 

端材の再加工は、直線カット一箇所につき50円なので、7箇所×50円=350円の出費となり、当初の予定より250円多くお金が出て行ったことになります。

ですが、常日頃押入れの中で邪魔に思っていたものが日常に必要な道具に変わったことは、私にとっては250円以上の価値がありました。

 

億劫がらずにきちんと手を動かせば、押入れを圧迫する材料在庫が減って、押入れの中が片付く、という当たり前のことにも今更ながら気が付きました。ワンピース用に用意したけれど型紙の準備でくじけている布、裁断したけれど縫っていないブラウス、仕上げのタックを寄せるのが面倒で数年放置の縫いかけカーテン・・・、頑張って少しずつ完成させようと思いました。

 

余談ですが、木材の裁断の帰り道に寄ったセリアで、件の桐すのこは置いてました・・・。ただ、思っていたよりもずっと薄かったので、結果オーライです。

 

※キャスターについて:今回手元にあったキャスターはまっすぐにしか動かないタイプのものです。私の場合ちょっと手前に引き出したいだけなので今のところ使用上全く問題ないのですが、家の中を縦横無尽に移動させたい方には全方位タイプのものを選ばれることをお勧めします。

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コンポスト、はじめました④ 設置

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2017年6月7日

 

ダンボーコンポストの実物は、良い意味で思っていたのと違っていました。

 

まずは形です。

荷造りに使うごく一般的なダンボール箱を想像していたので、当然上部は都度折りたたんで蓋をするものだと思っていました。が、今回入手したダンボールは蓋部分を折り曲げず、まっすぐのままテープで補強するように四隅を留めてあり、そのおかげで結構しっかりした造りになっています。

 

ダンボーコンポストというと、一杯になったらそのまま(文字通り、そのまま)蓋を閉じて寝かせて熟成させる、というイメージだったので、その度にリサイクルにまわせないダンボールのごみが一つ出てしまうのだと思っていました。ですが、付属の説明書きによると、これ以上分解しない雰囲気になったら、「中身を他の入れ物に移し、新しい基材を入れて、再スタート」とのこと。少なくとも何回かは同じものが使える想定のようですし、この丈夫さならそれが問題なく可能に思えます。

うまくすれば、コンポスト用のダンボール一つ、熟成用のダンボール一つで数年回せるのではないかと期待しています。

 

ちなみに、新しい基材に入れ替えるのは大体3ヶ月くらいが目安と書かれていましたが、うちはもともとの生ごみ発生量がかなり少なめなので、何とか半年持たせられないかと思っています。無謀かなぁ。

 

そして、見た目です。

ダンボーコンポストに対する抵抗感の最たるものが、引越しの荷物をいつまでたっても置きっぱなしにしているみたいに見えるのでは、という懸念でした。カバーをかけたらかけたで、何かもっさりとした雰囲気になりそう。そう思ったのは多分、よく「お父さんの古いTシャツを縫って作る」みたいな話を見かけていたからだと思います。くたびれたジャージー素材の巨大なキューブ…美しくない…。家が広ければそれはそれで良いと思うのですが、何しろ狭小住宅の我が家では室内に存在するものは全ていやでも常に視界に入ってきます。

 

この件も、実際には意外に気になりませんでした。思うに、付属のカバーが(ニットではなく)布帛でできているせいか縦にすとんと落ちて結構すっきりして見えるのが良かったのだと思います。福祉施設の方がいくつか用意してくれたものの中から選んだだけなので、特にこれが大好きというわけではないですが、我が家では邪魔にならない色・形でした。ただ、布帛で箱に沿うように作られているということは、やや被せにくい、ということでもあります。毎日箱の角を若干圧迫しながら被せるのが少し気になるので、そうならないものを一枚縫いました(この話は後日また書きます)。

 

それほど神経に障る見た目でもなかったので、生活空間のほぼ真ん中に設置してしまいました。ベランダに設置するという選択肢もありましたが、うちは小鳥が来るのでいつ上に落し物をされるか分からず、その度に洗濯の仕事が増えては困るという理由で室内置きです。わざわざベランダまで出るとなると(数歩の距離とはいえ)それはそれで面倒なので、室内置きにして正解だったと思っています。


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すべては借りもの

2017年6月6日

 

昨日書いた話の続きです。

エコイベントで、区のごみ減量担当の方のお話を聞いてきました。

ざっくりまとめると、家庭から出るごみの約半分を占める台所ごみと紙ごみを削減する対策として、区としては、食品ロスを減らす取り組みと共に、紙ごみの正しい分別を周知していく、という話でした。

 

そこで、紙ごみの分別について、リサイクルできるものとできないものを一枚の紙にまとめた資料が配られたのですが、できないものとして「アイスクリームやヨーグルトのカップ(リサイクルマークがついていても不可)」と書かれていました。

 

これはどういうことなんでしょうか、とうちの同居人が質問したところ、物としては理論上リサイクル可能だけれども、紙リサイクルマークがついていればOKと書いてしまうと、洗いもせずに収集に出してくる不逞の輩がいるため、このように記載せざるを得なかったとのこと。

きちんと洗う人ならば紙リサイクルにしてくれていいと思います、と後からわざわざプレゼンターが私たちの席まで言いに来てくれました。

 

この件について、帰宅後うちの同居人がいいこと言いました。

 

「昔は洗う水がもったいないんじゃないかと思ってた。でも、ごみだと思うからそういう発想になるんだよね。『これは借りている食器だ』って思ったら洗うのが当然でしょ。店屋物の食器と同じ。ちゃんと洗って返さないと」

 

アイヌの伝統では、自分の妻になった女性というのは、自分のものになったわけではなく、妻の両親からお借りしていると考えるんだそうです。だから苦労させるなんてとんでもないと大切にする、と。

(そもそもが親の所有物というところはちょっとアレだけど・・・)

 

こういうマインドを生活の全てに敷衍するべきなんでしょうね。

些細なごみの一つ一つも自然界からお借りしているものだと思えば適切にお返ししないといけないなという気持ちになります。


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未利用食品ッテナンデスカ・・・?

2017年6月5日

 

週末、何か生活への良いヒントがもらえるかもと思い、新宿エコライフまつりに行ってきました。

 

適当にぶらぶらと見て回るだけのつもりだったのですが、

会場に到着したとき、ちょうど(タイトルうろ覚えなんだけど)「新宿区のごみ減量の実態」というようなトークセッションが始まるところでした。発表をされるのは区のごみ減量リサイクル課の方です。ここで会ったが百年目と(いや、敵でも仇でもないんだけど。機会があれば、ちょっと話をしてみたかったので)聞いていくことにしました。

 

話の内容は簡単にまとめてしまうと以下です。

 

平成28年の資源・ごみ排出量実態調査報告書によると、とある一週間のサンプル調査で新宿区の家庭から出る燃えるゴミの組成は、厨芥類(要は台所から出るゴミ)が約33%、紙類が約21%と、この二つが全体のおよそ半分を占める。厨芥の内訳は未利用食品約6%、残飯・調理くず約27%、紙類の内訳は容器包装(資源としてリサイクル可のもの)10%、その他が約11%であった。そこで、未利用食品廃棄による食品ロスを減らし、紙ごみの正しい分別を啓蒙することで全体としての減量を図っていく」

 

・・・ミリヨウショクヒン????

食べるつもりで一度家に持ち込んだ食べ物を捨てるってこと????

・・・意味、わかんない。

 

貧乏家庭である我が家なんぞは、一度同居人が割った卵をうっかり排水口に流してしまったとき、二人してシンクの前でさめざめと涙を流したもんですが。

当然、一度入手した食材は徹底的に食べ尽くします。そうできるように、買い物と調理をします。それが当たり前だと思っていましたが、世間的にはそうではなかったようです。・・・みんなどれほど金持ちなんだ・・・。

 

質疑応答の際、「厨芥を減らすという観点から、区として、コンポストの提供や、購入の補助などは考えていらっしゃいませんか?(あんたらが用意してくれないからあたしあ日野くんだり(失敬!そういう私の実家は八王子!)まで出向いて段ボールコンポスト引きずって来なきゃいけなかったんだよ?分かってる!?)」と聞いてみたところ、数年前にはやっていましたが、あまり希望者がいなかったので・・・、とのお返事でした。ふーーーーーーーーーーーーーーーーーん。

 

これが現状ならば、ゼロ・ウェイストという考え方が一般化するのは相当ハードルが高いでしょうね・・・。

とりあえず、聞かれてもいないのに、質疑応答の際の発言にかこつけて「『ゼロ・ウェイスト・ホーム─ごみを出さないシンプルな暮らし』読んだ方が良いですよっ」とお勧めしておきましたが。


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目論見どおりにはいかないもので

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2017年6月2日

 

お買い物失敗シリーズその4です。

あ、今思いましたね?「こいつ、この期に及んでまだ買い物で失敗するのかよ」って。

私は思いました!

 

先日来、マヨネーズは家で作るようにしているのですが、

一度に使い切れない分を、数日間とはいえバーミックスの付属品であるプラスチックの容器に入れっぱなしにするのはなんとなく抵抗があります。

かといって、他のガラスのジャーなどに移すと、取りきれずに容器に残ってしまうマヨネーズがもったいなく感じます。

 

口径がバーミックスが入るサイズで、それほど容量が大きくなく、使う前に煮沸消毒ができて、蓋がきっちり閉められる容器があれば、

最初からその容器の中で作業をすれば解決する問題です。

 

そういえば、Ballのメイソンジャーで平べったいのが存在していたような・・・。

インターネットで調べてみると、その平べったいのは容量が240mlくらいで、口のサイズはワイドマウスとありました。

家にあるワイドマウスのジャーにバーミックスを入れてみたところ、サイズぴったりです。

 

おお、これこそ私の求めていたもの。

何の疑いもなく入手しました。

 

そして、早速バーミックスを入れてみようとしたら・・・。

 

かちん。 

 

なにィ?(少年漫画風にお願いします。「何・・・だと?」も可)

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なんと、ガラスの厚さがすでに持っている同メーカーのワイドマウスのジャーとは違っていて、蓋自体は互換性があるのに、こちらにはバーミックスは入らないのでした・・・。

それはさすがに予測できなかった・・・。

もう、買い物は可能な限り実物をもって行ってその場で試さないとだめですね。

 

まぁ、持っていて困るものではないので・・・。

お気に入りのピザ屋さんでオリーブをテイクアウトする時用に使っています。

プラスチックのコンテナを使うのが気になっていたので、これはこれでOK。

 

でもショックだったよーーー。


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