コンポスト、はじめました③ 調達 後編

2017年6月1日

 

昨日の続きです。

日野市ごみゼロ推進課が販売している段ボールコンポスト)を購入することになり、市外に配達はしていないので、取りに行くことになりました。通信販売原則禁止ルールに則り、こちらに異存はありません。

 

距離的にぎりぎり許容範囲ですし、日野市で、ま、良かった。

というのも、最初は、特に何の縁もゆかりもない市の物をわざわざ買いに行くのもなぁと思ったのです。

ですが、よくよく考えてみたら、私は三鷹市生まれ、小金井市・八王子市育ち、学校は中・高が武蔵野市、大学は小平市国立市、という筋金入りの多摩の人間です。多摩人が日野のコンポストを買って何が悪い!

 

せっかく遠出するので、沿線の手前で途中下車して高幡不動尊観光もすることにしました。

荷物運びの手伝いに一緒に行くのは別に構わないけど、何でまたそんな遠いところに・・・と言う同居人には、「土方歳三の像あるんだけどな」とぼそっと一言。喜んで付いてきました。どうも多摩地区出身で剣道をやっていた人というのは新撰組にシンパシーを感じてしまうらしい。ポーター確保だぜ、にやり。

 

ちなみに、基材に竹パウダーを使うということに拘らなければ、私が住んでいる新宿区のお隣の中野区でも「中野・コンポスト連絡会」という団体がスターター・キットを販売しています。

が、竹の効果でにおいが抑えられるという記述をそこここで見ており、購入後のコンポストは室内に置く予定のため、今回は距離を押しての調達遠足となりました。

 

まずは高幡不動駅下車、駅前のパティスリー・ドゥ・シェフ・フジウでケーキを食べ(本格的な味なのに、あまり高くないのは場所柄でしょうか。コストパフォーマンス良し)、高幡不動尊観光の後、段ボールコンポストの組み立てを担当している福祉施設ダンボール・基材・布カバーのセットを購入し帰宅しました。

 

事前に施設の担当の方と電話で話をしたときに、何度も「車じゃないんですか?」「結構大きいですけど徒歩で運べますか?」と確認され、「問題ないです(きっぱり)」と答えつつ、内心「えー、ダンボールなんだからたためばいいんじゃーん?」と思っていたのですが、実物を見てみたらたたむようなものではなかったことがよく分かりました。きっちりと組み立てられ、端をテープできれいに補強してくれています(日々使っていて、これがとてもありがたい)。

当然嵩張るので、電車での移動を考えると受け取りに行く日を平日にしておいて本当によかった(メーデーだったので仕事は休み)。ぎりぎり私一人でも運べる大きさ・重さだったので(手伝ってもらったけど)、すいた電車でのんびり帰って来ることができ、何の問題もなかったです。

 

さて、ダンボーコンポストをセットで入手したことによって受け取らざるを得なかったゴミは以下です。

 

・お天気が怪しかったのでカバーとして上にかけてくれたビニール袋

ダンボールを下げて持つためのプラスチックのハンドル

・ハンドルを引っ掛けるために巻かれたビニール紐

(後は基材の入った大きなジップロック式のプラスチック袋ですが、これは自分で一つ一つ材料を揃えたとしても付いて回るものなので、勘定に入れなくてもいいかと思います。)

 

ビニール袋はゴミ出しのとき、ビニール紐は紙のリサイクルを縛るとき用にそれぞれ使いまわしました。ハンドルは、今後も何かと使えそうなのでありがたくキープしています。ジップロックは吸殻ブリゲード↓でタバコの吸殻をリサイクルに出すときに利用する予定です。

www.terracycle.co.jp

 


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コンポスト、はじめました② 調達 前編

2017年5月31日

 

最小限のスペースで生活している身としては、ある程度大きさのある物品を導入する際にはやはり慎重にならざるを得ません。

さらに、その物品は一般的に「におい」「虫」等のキーワードと共に語られることが多いように見受けられます。

そして、残念ながら上手く機能しなかった場合には処分方法を考えなければならない羽目に陥る可能性があります。

 

狭い部屋に住むゼロ・ウェイスター(見習い)にとって、コンポストを始めるにあたり、どういう方法を取るべきかの選択は深刻なまでに重大なことでした。

私の長きに亘る逡巡は理解していただけると思います。

 

そのようなわけで、いろいろなブログを読み漁ったのですが、一番参考になったのはこちら()です。

こちらのコンポストに関する記事を読み、基材に燻炭と竹パウダーを使うダンボーコンポストで行こうと決心しました。

(ちなみに、方法としては採用しませんでしたが、とにかく面白かったのがこちら()。)

 

さて、方針が定まったので、あとは必要なものを入手するだけと思いきや、ここでまた私は行き詰まります。

 

必要なものは、ダンボール、燻炭、竹パウダー、ダンボールの下に敷くすのこ、の4つだけです。適当なダンボールを近所のスーパーでもらい、基材をホームセンターの園芸用品売り場で調達し、100均ですのこを買えばいいのよね、と簡単に考えていました。

ところが、時間があるときにいろいろな場所に立ち寄ったものの、ダンボールはサイズが合わない、竹パウダーなんてどこにも置いてない、すのこすら見当たらない・・・という状況。週末を3回くらい棒に振りました。

 

他方で、基材を自分でブレンドして失敗してしまったらどうしよう、という不安を感じてもいたのです、実は。

 

材料も思うように揃わないことだし、初めてのコンポストで失敗してやる気を失なってしまわないためにも、初回はセットになっているものを購入してみて、まずはさっさと始めてしまおう。

 

そう決めて、自分で買いに行ける範囲で竹パウダーを使ったコンポスト一式を販売しているところを探したところ、

なんとか買いに行ける距離に日野市のごみゼロ推進課がありました()。

(距離的に購入先とするには無理がありましたが、愛媛県新居浜市コンポストも良さそうです。写真が載っているのでとても参考になりました()。)

 

市外の人間でも購入して良いのか日野市に確認の電話を入れたところ、

購入額の補助制度は利用できないし(そんな厚かましいこと考えてませんよ!)、配達はできないけれど(もちろん取りに行きますよ!)、それでもよければどうぞ、ということでしたので早速1つ申し込み、後日受け取りに行くことになりました。(続く)


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ごみゼロの日によせて

2017年5月30日

 

なんと、ブログの投稿件数がいつの間にか100件を超えていました。

Going Zero WasteのKathrynが「ブログを始めて3年目になりました。もはや正気の沙汰ではないよね」とか書いてましたが、

Zero Waste関連のトピックのみで投稿100件超もかなりinsaneな気がします。大丈夫か、わたし。

 

その割に、「なぜZero Wasteを目指すのか」、ということについて今まで書いたことがありません。

唐突に始まって、ただただ毎日じたばたしているだけのブログです。

 

Zero Wasteに興味を持ってブログを始めたのは、単純に面白そうだと思ったからで、特に目的はありません。その気になればいくらでも適当なことは言えますが。健康的で視覚的にも美しいライフスタイルを目指していて、ゼロ・ウェイストはそこに到達するために最適の方法だとかなんだとか。

でも、本当に、特にこれといって何か自分の身に引き付けて達成したいことがあるわけではない(もちろん環境は少しでも良くなるといいなと思っていますが)。たぶん私は生活改善自体が趣味なんだと思います。

強いていうならば、家事の手間や生きるための費用が減った結果睡眠時間が一日10時間確保できるようになったらわが世の春。

 

ここまでモチベーション不在のくせに何故にこれほどまでにしつこくゼロウェイストゼロウェイストプラスチックフリープラスチックフリーと言っているかというと、単に、何か物を使うときに、それが使い捨てやプラスチックである必要がなければ極力使わないでおきたいからです。限りある資源はどうしても使い捨ての物品を使わざるを得ない局面だけに適正に割り当てられてほしいので。

 

そういう局面って存在すると思うんです。医療の現場とかで。

それに、例えば将来寝たきりになって介護される身になったとして、介護してくれる人に「いや、私ゼロ・ウェイスターなんでね、布オムツで手洗いよろしく!」とか絶対言えないし(言いたくない)。

 

よく海外の掲示板などで見かけるように、Plastic is absolutely evil !!とか思いつめたりはしてないです。

今年始めに日光に旅行に行ったときに、現地の方にプライベートガイドをお願いして雪山遊びをしたのですが、ガイドさんは私たちのためにおやつとそりを用意し、その荷物をずっと背負ったままで案内をしてくれました。そりも、おやつのときに使うカトラリー類もプラスチックでしたが、そういうときに「けっ、プラスチックかよ」なんて思うわけがない。大体、氷点下、雪が吹き付ける中冷たい金属のスプーンなんて持ちたくないし、ガラスのコップに口をつけたくもありません・・・。

 

ただ、「極力」使わない、という努力目標だけだと怠惰な私は確実に楽なほう楽なほうへと流れます。そこを、自分はゼロ・ウェイスターを目指しているという自覚で縛り上げるというわけです。

 

・・・高邁な理想とかなくてごめんなさい・・・。


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実験器具売り場、良いです

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2017年5月29日

 

理系の方には全く新鮮味のない話だと思いますが、骨の髄まで文系人生を歩んできた私にはちょっとした発見でした。

今まで、自作化粧水などの容器は手作り化粧品コーナーもしくはキッチン用品売り場で探していましたが、

断然、理化学用品売り場が良いです。

 

先週の週末に、同居人と一緒にコンポスト用の温度計を買いに行きました。

私は当然のようにキッチン用品売り場に、同居人は理化学用品売り場に向かおうとしました。せっかくなので両方見たのですが、そこで初めて訪れた理化学用品売り場がplastic freeの観点からは宝の山だったわけです。

(ちなみに、温度計も理化学用品売り場にあったものの方が安かったのでそちらで買いました。)

 

購入したのは写真のガラス壜(薬瓶という名前なんですね、知らなかったけど)とスチールのメンタム缶です。

 

薬瓶の方は、先日Nordic Marketで買ったものがとても使い勝手がよかったので(ガラスの栓だと振ったときに液体が漏れるかと思っていたのですが、全然そんなこともなく、口が広くて洗いやすい)、デオドラント用にもう一つほしいと思ってずっと探していたものです。一度コンランショップのキッチン用品売り場で同じような形のものを見かけたことがあるのですが、容量が大きすぎでした。ちょうどいい大きさのものがどういうところにいけば手に入るのか皆目見当がつかなかったのですが、そうか、理化学用品だったか・・・。

缶の方は、今使っているリップクリームのスティックを使い切ったら、代わりのものを何か入れるのに使う予定です。

 

早速スプレーボトルに入っていたデオドラントを薬瓶に移しました。実は、青いスプレーボトルの口の辺りに一度溶けたはずの重曹が固まって付着するのが少し気になっていたので、透明の瓶に移して少し美観も良くなりました。入れ物が瓶になってしまったので、つけるときには一度手に取らなければいけませんが、その分しっかりつけられるので、私にはスプレーよりも合っているみたいです。冬場の冷たさも緩和されるので、少し寿命が延びるかもしれない。。。

 

空いたスプレーボトルは寝癖直し用のヘアスプレーに転用しました。

 

上記の他にも使えそうなものは多々あり、面白かったです。

管付きのフラスコで生ラー油でも仕込もうかと画策中。


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納豆づくりメモ 大豆の下ごしらえは蒸すのが良いです

2017年5月26日

 

週末にカモシコで2回目の納豆作りをしました。

 

自家製納豆、前回、前々回と、容器の底の方に水気が溜まってしまうのが気になっていました。

手持ちの納豆菌に付いている作り方のガイダンスでは、「(発酵には空気が必要なので)大豆が3段以上重ならないようにしましょう」とも書いてありますし、

やはり深い容器でまとめてたくさん作るというのは邪道なんだろうか。

でもそんなにちまちまと少量ずつ作れませんし(なにしろ発酵に24時間必要)、浅い容器をこのためだけに新たに買って複数重ねるというのもいかがなものか。

 

何か良い方法はないかと考えていたとき、同居人から「今度は大豆蒸してみない?」という提案がありました。

実は前回、大豆を圧力鍋で茹でる際、私がうっかり落し蓋的なものを入れ忘れたせいで蒸気口に大豆の皮が入り込んでしまい、あわや鍋爆発寸前・・・という事件が起きました。

蒸すのであれば、たぶん茹でるときのように皮が脱げまくったりしないので、怖い思いをしなくて済みそうです。

 

そこで今回は、野菜の下ごしらえをするときの要領で大豆を加圧してみました。

加圧所要時間は、茹でる場合は5分だったので、少し多めに7分にしました。

 

蒸し上がった大豆は程よく柔らかく、茹でたときのように豆が水っぽくぐずぐずになっておらず、良い具合でした。

そして、初めて容器の底に水の溜まっていない納豆が作れました。嬉しい。

 

ただ、よく言われることなのですが、納豆菌が入ると大豆が締まって、茹で上がったときと比べて大分硬くなります。そこまでじゃないでしょ、と思っていたのですが、本当に硬くなります。なので、今回、茹で上がり時点での柔らかさが程よかった分、できあがった納豆は結構硬めになりました。

私は大豆自体の茹で加減は硬めが好きですが、こと納豆に関しては柔らかいほうが食べやすい気がします。なので、次回は加圧時間をもう少し増やして試してみようと思います。


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