abeego(旧) vs Bee's Wrap

f:id:noa-s:20170409224057j:plain

2017年4月10日

 

2015年冬に蜜蠟ラップデビューしまして、それ以来愛用しています。

試してみたブランドは、abeegoBee’s Wrapの二つです。

購入時に「買ったよ、わーいわーい」みたいな投稿しかしていませんでしたので、

その後両方を使い続けてみての感想をメモしておきたいと思います。

 

写真は、双方のSサイズフラットシートです。

家庭で使いかけの野菜を包んだり、残り物の入ったボウルを覆うのに使ったりしつつ、

直近では職場で提供される菓子パンの類を乗せるのに良く使っています。

大体交互に仕事場に持っていくので、使う頻度はほぼ同じと言って良いかと思います。

 

見た目について:

どちらも、たまに丸めて直に鞄に放り込んで出かけたり、

チョコレートの入ったスコーンなどを乗せてしまったりしているので、

うっすらと鞄の裏地の色がついたり、洗っても落としきれなかったチョコレートの染みが残ってしまったりしています。

と言ってもまだ人前で出すのをためらわれるほどではなく、この点では全く問題を感じていません。

 

質感について:

最初に購入したabeegoの方は既に一年以上使っていますが、ごわっとタフな感じは全く変わらず安定しています。

他方、去年暮れに購入したBee’s Wrapは、もともとabeegoよりもしなやかな質感ではありましたが、この数か月の使用ですっかり薄く頼りない感じになってしまいました。

f:id:noa-s:20170409224140j:plain

写真は、一回使っただけのサンドイッチラップとの比較です。

見ての通りです…。

 

野菜を包むだけにしか使っていないバゲット用ラップなどはここまでよれよれしていないので、やはり油分には弱いということなのでしょう。模様がとにかく美しいので、できれば人前で見せびらかしたい(笑)のですが、菓子パン用にはあまり使わない方が良いのかもしれません…。

ありものハンドメイド/春のブックカバー・秋のブックカバー

f:id:noa-s:20170402210242j:plain

2017年4月7日

 

1986年、父親が言いました

「のあ子、知ってるかい? フィリピンは季節ごとに大統領が変わるんだよ。春には春の大統領、秋にはアキノ大統領」

……子供だからといってずいぶんとなめられたものです。

でも季節感は確かに大事ですよねー。

 

というわけで。

家にあった余り布でブックカバーを作ったのですが、ついつい春用と秋用に作り分けてしまいました。

(作り方はこちらの本を参考に、しおりは使わないので省略。) 

 

1日でつくる暮らしの小物 (セレクトBOOKS)

1日でつくる暮らしの小物 (セレクトBOOKS)

 

 

一応自分の中にミニマリストも一匹飼っておりますので、同じ用途の物は可能な限り一つしか持ちたくないのですが、

色や柄はある程度季節に連動してないと自分でちょっとつまんないなーと思ってしまう性分なので。多分夏用と冬用も作る…。

 

今までは何かを作るというと、必ず布や糸を調達しに行くところから始まったのですが、最近は手持ちのものだけでなんとかやりくりしています。手前のレースのバンドは昔着ていた服から剥ぎ取ったもの。後ろの白いテープはMUJIでパジャマを買ったときに付いてきた布テープを利用しています。ハンドメイドは端切れや糸くずのゴミがどうしても出てしまうので、せめて材料だけでもなるべく新しいものを買わずに済ませたい。私の場合はこのジャンルに関して異常に素材をため込んでいるからできることではあるのですが。

 

さて、なんで唐突にブックカバーなのかと言いますと、以前から会社のおじさまが読み終わった文庫本をどんどん回してくださるんです。私が読み終わったら今度はまた別の人に回すので、傷めないようにカバーが欠かせません。これまでは裏紙で都度即席カバーを付けていましたが、最終的にリサイクルに回せるとはいえ、紙だと数回の使用で傷んでしまって取り替えなければならなくなるので、使わないに越したことはありません。

専用カバーを用意したことで、いちいち紙を折ってカバーを作る煩わしさからも解放されました。

 

一番作って良かったと思うのは、稀にではありますが、これってどう考えてもポルノだよね、みたいな本が回ってきたときです。紙だと折っている間人目に触れないかちょっとドキドキしてしまうのですが、元から出来上がっているカバーならば、そういう表紙も一瞬で包んで隠せます(笑)。

動機を作る:休日のゴミ出しをやめる

2017年4月6日

 

昨日の続きです。

 

日々の生活をZero Wasteに近づけたいのにままならない、という現状を変えるため、

理想だけでは動けない自分自身に対して、先に具体的なメリットを用意してしまうことにしました。

 

今まで我が家のゴミ出し担当は同居人だったのですが、ちょっと事情があり当面私が代わりにやることになりました。

燃えるゴミの日は週二回で水曜日と土曜日。

水曜日は仕事がありますので、出勤ついでに出すことに何の問題もありません。

が、辛いのは土曜日です。普段4時半起床の慢性的睡眠不足なので、休みの日くらいは時間を気にせずゆっくり寝ていたいのです。

 

土曜日に堂々と朝寝を楽しむためには、ゴミの発生量を減らすより他にありません。

といっても、毎回20Lのゴミ袋の4分の1程度の量なので、何もしなかったところでそもそもオーバーフローにはなりようがないのですが。ま、気分的な問題として。

(ちなみに、ゴミ袋調達担当も同居人で、近所に10Lのゴミ袋が売っていないと言っているのですが、本当かな…。うちのゴミの量に対して20L袋は完全にムダなんだけど…。)

 

炊事も全面的に引き受けたので、今後台所は完全に私のコントロール下に入りました。

というわけで、しばらく台所から出るゴミと親しんでみて、どの程度のことができるのか模索しようと思います。

動機は必要

2017年4月5日

 

かつて病状思わしくなかった頃、私は完璧な所謂ingredient Naziでした。日本語にするなら、原材料憲兵?そんな感じ。

台所に存在しない原材料名がある食品を許容することができず、当時は自分で豆乳絞ったりしていました(ま、作業自体をしてくれるのは豆乳メーカーなわけですが)。

 

あの頃は野菜も有機野菜じゃないとだめだったから、スーパーで買えるものなんて本当にほとんどなかった。

(といっても、当時気にしていたのは農薬や添加物だけだったので、お金に糸目さえつけなければ自然食品店で選びたい放題でしたが…。)

 

ゼロ・ウェイストやプラスチック・フリーを考慮するようになった今とあの頃、状況が少し似ています。

生活の場で、物は溢れるほどそこに在るのに、自分の需要に適合するものが存在しない。

 

ダイエタリー・ヴィーガンで(動物愛護はいまだにどう線引きしたらいいのか分からなくて、どうしても「ダイエタリー」が付いてしまう)、且つ原材料憲兵だった私は、

日々豆乳を絞り、パンを焼き、無農薬の米と野菜を求めて隣町まで足を延ばし…と、食べることに多大な労力を費やしていました。

大変だなとは思っていましたが、ほぼ完璧に遂行していました。(で、病気も概ね治りました。)

 

10年前厳格にできていたことが今できないのは、一人暮らしじゃなくなったからとか、労働に拘束される時間が増えてしまったから、とか生活の変化によるところも大きいのでしょうが(後は、問題の本質が若干違う、というところも)、

やはり私自身の必死さが足りないのかもしれないなぁ、などと思います。

 

あのときは、ちゃんとしたものを食べないと今ここに現にある苦痛が消えない、という差し迫った動機がありました。

 

翻って現在、ゴミが減ったらいいなぁとかプラスチック製品があると部屋の品位が下がっていやだなぁ、程度のうすらぼんやりしたモチベーションだと、忙しさや空腹にどうしても負けるのよね…。

 

逆に、自分にとって具体的・直接的なメリットがあれば私は動くらしい、ということは少なくとも分かりました。

なので、まずはそこから変えていこうと思います。具体的な話は次回に。

保温調理 鍋帽子

f:id:noa-s:20170402210341j:plain

2017年4月4日

 

保温調理の楽さにはまった私は、保温で作れる料理は全てそうしたいと望むようになりました。

しかし、手持ちの専用鍋は一つ。

サイズ違いの「はかせ鍋」がもう一種類あるので、そちらを購入することも考えましたが、やはりお値段がね…。

 

実はこんな時の必殺技があるにはあるのです。

鍋の中身が煮立ったら……布団に突っ込む!

 

…美しくないですねー…。

しかもベッドならともかく、うちは畳に布団なので、同居人が気づかずに鍋を蹴飛ばす危険と常に隣り合わせです。

 

お金はかかりませんし、保温力もかなり高い(今Klean Kanteenで保温実験をしているのですが、今のところ布団に入れておくのが一番高い数字をはじき出しています)のですが、料理をしている図としての優雅さに欠けるため、あまり活用したくないと思っていました。

 

そんな折、図書館で見つけたのが下の本です。 

魔法の鍋帽子

魔法の鍋帽子

 

載っているレシピは「固形スープの素」がごく普通に材料で使われていたりするので、私は全く活用できていないのですが、手持ちの鍋を保温調理なべにできる「鍋帽子」の作り方の本として、購入して手元に置いています。

 

この鍋帽子、家に使わない布がたくさん余っていたのでうっかり安易に作ってしまいましたが、最初はちょっと失敗したかなと思いました。綿入れ半纏的なものがキッチンに鎮座しているのはちょっと違和感があるのです。ものすごく所帯じみた感じになるのです。しかも、2L鍋が入れられる大きさゆえに半端なく空間を喰うので、使っていないときの置き場所にも困りました。もしこれから作ろうかなと思われる方がいらっしゃったら、とにかくインテリアになじむシックな布で縫われることをお勧めします。しまう場所も考えてから。

 

私は最初の頃、使い終わるといちいち押し入れの中に隠していたのですが、その出し入れと、押し入れの中がすっきりしない感じになることがストレスに感じられたので、結局食器棚の一番上、自分の目線より上に置いてしまうことにしました。

 f:id:noa-s:20170402210424j:plain

この場所ならば、普段は私の視界には入ってこないので全く気になりません(同様の理由で巨大アルマイト鍋も棚の一番上が定位置)し、必要な時にすぐテーブルの上などにセットできます。

 

もちろん保温機能としては申し分なく、毎日のご飯炊きその他に活躍中です。