市販の“すりごま”やめました
2017年5月23日
うちの台所には長らくプラスチックのパッケージに入った4種類の胡麻が常備されていました。
すなわち「いりごま・白」「いりごま・黒」「すりごま・白」「すりごま・黒」、です。
大好きな魚柄先生の本には、胡麻は使う都度擂るのが良いと書いてありますが、
試す前からそんな面倒なことが出来るわけがないと思い込んでいました。
あまり使わないためシンクの下にしまいこんである重たいすり鉢を取り出し、擂った後は溝に入り込んだ胡麻を苦労して取り除く・・・ありえないっ。
が、ある日、すり胡麻を切らしているときにうっかりすり胡麻が必要な料理を作ってしまいました。
仕方が無い、煎りゴマを擂るしかないか。しかしあの重厚なすり鉢なぁ・・・。げんなりしながらシンク下を覗いたところ、上の写真の小ぶりのすり鉢(っていうのだろうか)が入っていました。同居人が昔近所の民芸品店でアルバイトをしており、退職の際に持って行っていいよと言われていただいてきたB品です。私が自分で選んだものではないので完全に存在を失念していたのですが、これなら大分ハードルが低い。
試しに煎りゴマを入れて、すりこぎで擂ってみると・・・・・・あれ、結構楽しいかも・・・・・・。
胡麻の皮がぷちぷちと弾ける音と感触がやみつきになります。
梱包財のプチプチをつぶして悦に入っている人をイメージしていただくと分かりやすいかも。
使用後の溝の掃除はやはり少し手間に思え、また、食べられるものが溝に残ってしまったせいでごみになるというのももったいないので、先日かっぱ橋道具街に行った際に小さい竹ささらも調達し、すり胡麻セットが完成しました。
これを機に、胡麻の種類自体も黒胡麻に一本化し(単にバルクフーズに黒しか置いてなかったからなのですが)、洗い胡麻・黒のみを常備するかたちになりました。
今までのように4種類もあると、賞味期限が切れてしまうこともしょっちゅうだったのですが、今後は管理が楽になりそうです。