プラスチック・ジャーナル④

2017年7月21日

 

(期間一週間でPlastic Free Julyにチャレンジしています。続きです)

 

四日目からは仕事に行きながらのチャレンジとなります。食べ物・飲み物は水・お湯以外は基本すべて家からの持ち込み、というのは通常と変わるところはないのですが、職場での拘束時間が長いので買い物と調理にかけられる時間が短くなるのが難点。

 

四日目:火曜日(Avoid single-use plastic packaging)

肉・魚が購入できない今週は(結局容器持込で買えるところは見つけられなかった)、お弁当のスープの頼みの綱は豆・高野豆腐・乾燥しいたけ。まずは「野菜と動物性蛋白質少々」といういつもの組み立ての中で、蛋白質をただ豆に置き換えてみる。同居人にはちょっとあっさりしすぎになるだろうからと、唐辛子と生姜を多めに入れる(味付けは、辛くするか酸っぱくするかすれば大抵喜んで食べる・笑)。昼食時、案の定かなりのさっぱりスープ(そして私には辛~い)。もう少し工夫が必要。

帰宅時、野菜を補充しにスーパーに寄るが、今日はばら売りの野菜が出ておらず、長ネギとアボカドしか買えず。毎日のスープ作りの際に余った野菜を干しておいたものがあるので、明日のスープはそれで済ませることにする。

帰宅すると調理スペースに鎮座するツナ缶。「プラスチックじゃないよ!」と得意げな同居人。んんんー、缶も資源とはいえゴミには変わりがないのだけれども…。念のため中身を確認したところ、よくあるトマト缶やコーン缶のように内側が白いものではなかったので、プラスチック・フリー的には多分セーフ。しかし、マグロの乱獲問題に心を痛めているからツナ缶は買わないと言っていたのに、そこまで追い詰められているんだね…すまん。夏野菜とツナのパスタで夕食。

 

本日の感想

・スーパーのはしごをする時間がないので、ばら売り野菜がなかったらどうしようという不安感はんぱない!

・普段それほど食べないとうもろこしやバナナを昨日までに多用しているせいで、コンポストが飽和状態。混ぜにくいったらありゃしない。どこかを削減するとどこかが膨らむというのは、贅沢のレベルが変わっていないから?

・週末に豆を大量に茹でて冷凍しておいたが、今までとやり方を変えたせいで格段に使いやすくなった(昨日軽く触れたホームフリージングの件。後日個別トピックで投稿予定)。

 

(続く)

プラスチック・ジャーナル③

2017年7月20日

 

(期間一週間でPlastic Free Julyにチャレンジしています。続きです)

 

さて、三日目の祝日は、完全プラスチックフリーに挑戦の日です。そう同居人に告げたところ、「完全ってどこまでよ?そんなこと言ってたらシャワーも浴びられないしトイレも使えないよ?」と指摘されました。確かに。

Plastic Free Julyのウェブサイトでは、「Go completely plastic-free」という文言の具体的な定義は見つけられませんでした。定義が明確でない場合は、目的から判断するのがセオリーです。改めてウェブサイトを確認してみました。

 

端的には、Plastic Free Julyとは「7月中、一回限りの使い捨てプラスチックの利用をやめてみる」こと、とあります。そうすることで、日常生活の中に大量に存在するプラスチックについて気づきを得るのが目的である、と。

そしてプラスチックの何が問題なのかといえば、大まかにまとめると以下2点に集約されます。

 

・便利だからといって無責任にプラスチックを使い捨てること、その結果としての環境への悪影響

・プラスチックに含まれる化学物質が保存・調理の際に食品・飲料に溶け出すことによる健康への悪影響

 

ということであれば、私にとっての「Go completely plastic-free」で避けるべきプラスチックとは、「一回限りではないにしても結局は使い捨てることが前提のプラスチック」及び「食品の保存・調理に関わるプラスチック」ということになります。

ウェブサイトのFAQページにも「ご心配なく、期間中、パソコンや電話、車などは使えます」と書いてありましたし、同居人に指摘された家の設備的なものも、常識的に考えて対象範囲外と思われます。 

というわけで、三日目のチャレンジは、上記プラスチック2点及び、既に家にあるプラスチック入りで買ってきた物品全て、と範囲を確定しました。

  

三日目:月曜日・祝日(Go completely plastic-free)

起床。以前購入したものの使い心地が悪くてお蔵入りになっていた竹歯ブラシで歯磨き。痛い。水で洗顔。化粧水は手作りだが材料がプラスチック入りなので使えず。リップクリームも塗れず。代わりにオリーブオイルを塗ろうとするも、瓶の蓋の内側にプラスチックが入っていた…。プラスチック容器に入った日焼け止めも塗れない。外出予定もないことだし、今日は一日日陰に居ようと決心する。

朝食は一昨日大量に買ってきたバナナを食べる。紅茶・コーヒーの類は全てプラスチックの袋入りのため、飲むものがない。寂しい。

さて家事でも、と思ったものの掃除洗濯ができない(なぜならば、洗剤の類が全てプラスチック入り)。とりあえず、乾いた洗濯物をたたみ、黒い洗濯物についている白い布埃・糸くずをガムテープで取ろうとしたところ、同居人が嬉しそうに「残念!そのガムテープの糊も、片面のコーティングもプラスチックだよ~」…。

昼食は昨日の野菜シチューの残りにバルクで買ってきたショートパスタを添えたもので済ませる。同居人が、同じくバルクで買ってきたポップコーンを作ったが、味付けにスーパーで買ってきたプラスチック袋入りの塩をかけてしまう。「え、もしかして食べられない、これ?えー(爆笑)」…(怒)バルクの塩もあったのに…。

おやつタイムはバルクで買ってきたドライパイナップルを食べる。なかなかおいしいのだけれど、飲み物が水だと全然嬉しくない。カフェイン切れで気力が湧かず、ふて寝。

気づくとはや夕食タイム。主食はふかしジャガイモ。同居人はチーズを添えておいしそうに食べている…。

夜の歯磨きは諦めて普通の歯ブラシで。とにかくお茶が飲めないのが辛かった一日。

 

本日の気づき

・ホームフリージングのスキルが上がった(後日改めて書きます)

カフェイン中毒だったことが判明(こんなオチでごめんなさい)

 

(続く)

プラスチック・ジャーナル②

2017年7月19日

 

(期間一週間でPlastic Free Julyにチャレンジしています。続きです)

 

二日目:日曜日(Avoid single-use plastic packaging)

 

朝ごはんは同居人から少し分けてもらった自家製ヨーグルトにブルーベリージャムを添えたものと紅茶。自家製とはいえ牛乳は紙パックに入っていたわけで、つまりはプラスチックコーティング・・・。紅茶は職場の先輩からのお土産で、もちろん紙箱のなかでプラスチックにくるまれていたもの。そして紅茶を淹れながら、茶漉しの取っ手がプラスチックなことに気づく(笑)。

その後、この一週間のために元住吉のBulk Foodsへ。大豆を大量に買うつもりが欠品中であせる。ああっ、今週の私の蛋白源が…。納豆を仕込むつもりでいた同居人も一瞬困ったようだが、極小黒豆を見つけてそれで代用することに。私もミックスビーンズで妥協。逆に今回は前回来たときに欠品していた高野豆腐があり、喜ぶ。

昼食は元住吉で外食。アイスコーヒーのストローはお断りする。

帰宅途中、生鮮を買うために通り道のスーパーに寄るもパッケージの問題で人参とピーマンしか買えず。他に欲しかったレモンとパプリカは一つ一つプラスチックの袋に入れられており(何故?!)、キャベツにはビニールテープが巻かれていた。通常であれば仕方なく購入するが、三連休中日でもあることだし頑張って他のスーパーまで歩く。が、レモンとパプリカは同じく個包装。こちらのスーパーでは特に何もくっついていなかったキャベツと、ばら売りのズッキーニのみ買って帰宅。ズッキーニだけは今のところパッケージに入って売られているのを見たことが無い。それだけの理由で今年はズッキーニばかり食べているような気がする。何かが間違っている…。

夕食はジャマイカンシチューにタイム風味のクスクス添え。本来のレシピはオクラが入るが、パッケージがあるため買えず。悲しい。ベランダで育てるしかない?クスクスは昔買ったプラスチック袋入りのもの。

 

本日の気づき

・こうしてちょっと無理めの制約を設けてみると、柔軟性が養われる(:「大豆がない→目的は納豆を作ること→他の豆でも行けるはず→黒豆を買う」という行動)。

・無いものは無い!自分が必要と思っているものを常にストックしておかなければならない、それができる、と思うのは贅沢(または傲慢)なのかも。

・納得のいく買い物をするためには、時間的余裕はやはりどうしても必要。

(続く) 

 

ちなみに上記のジャマイカンシチューのレシピはこの本のものです。 

VEGE BOOK  Eat Your Vegetables!

VEGE BOOK Eat Your Vegetables!

 

 二人暮らしになって以来ヴィーガンフードからは離れていたので最近のレシピ本は全く知らないのですが、一人暮らしだったころは、このカフェ・エイトのレシピ本と大谷ゆみこさんの本をよく参考にしていました(カノウユミコさんは手間がかかる割に今ひとつぴんと来なかった。多分料理の腕の問題)。日常の食事は大谷ゆみこさん、ちょっとご馳走を作りたいときはカフェ・エイト、と使い分けていました。

プラスチック・ジャーナル①

2017年7月18日

 

週末から、一週間のプラスチック・フリーに挑戦中です。

月曜日からのはずが、同居人の希望で土曜日からになりました。私は資源ごみ回収日に合わせて日程を組みたかったのですが(つまり、次週の回収日に空っぽの容器プラ用ごみ箱、というヴィジュアル的な成果が欲しかった・笑)、まぁ多少の無理を強いてしまうのでこの程度のことは譲歩しようではないか。

 

一日目:土曜日 (Avoid single-use plastic packaging)

朝起きてプラスチックの歯ブラシで歯を磨き、水で顔を洗い、プラスチックの容器に入った日焼け止めを顔に塗り、プラスチック容器に入ったリップクリームを塗り、同居人が入れてくれたコーヒー(プラスチックの袋入り)を飲み、同じく同居人がプレゼントしてくれた近所のケーキ屋さんのクッキー(しつこいようですがプラスチックの袋入り)をつまみ、プラスチック容器に入った化粧品でメイクアップを済ませ、地元での福島復興支援バザーに出かける。目当ては東北産生鮮野菜だったが、残念ながらパッケージ入りが多く、とうもろこしと茄子しか買えず。同居人は「No War/Hate/Nukes」とプリントされたTシャツを、「中身だけもらっていいですか?」とプラスチックの袋から出して買っていた(手提げタイプの袋にテープ留めされずに入っていただけだったので)、えらいぞ。帰り道、コリアンタウン内のベトナム料理屋で昼食を済ませ(出されたパッケージ入りのおしぼりは使わず)、帰宅途中の八百屋でかご売りのトマトを一山(12個)400円で購入。隣に包装されていないバナナがあったのでついでに購入。一房14本350円。ああこの八百屋さんがもっと近所にあれば。夕食は昨日の残り(プラスチックの袋で買ってきた冷凍シーフードとマカロニ)で軽めに済ませ、プラスチック袋入りの紅茶を飲み、シャワーを浴び(プラスチックパッケージで買ってきた石鹸で体を洗い)、プラスチックの袋に入っていた重曹とプラスチックコンテナに入っていたグリセリンで作った歯磨きペーストで歯を磨き、就寝。

今日は料理をしなかったので、一回限りの使い捨てプラスチックを新たに家に持ち込まないという目標はそれほど苦労せずクリアしたが、既に家にある使い捨てプラスチックの大量なこと。こんなにプラスチックプラスチックと連呼したのは生まれて初めてかもしれない…。

 

本日の気づき、というか感想

・家で料理をしないのならば、一回限りの使い捨てプラスティックを避けるのは(短期的には)それほど難しくない。TOP4(レジ袋、ペットボトル、ストロー、コーヒーカップ)のリフューズは言うに及ばず。

・個人経営の八百屋さんはあまり包装ががちがちじゃなくて助かる。しかも安いし。ただ、場所と営業時間的に休みの日しか行けないのがつらいところ。

 

(続く)

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プラスチック・フリー・ウィークの計画

2017年7月13日

 

Plastic Free July、やってみたいとは思っていたものの、必然的に同居人もある程度巻き込むことになるので気の毒かな…と躊躇していました。ですが、一ヶ月は無理でも一週間くらいならば協力してもらえるかもしれないと思い相談してみたところ、「いいよー」とあっさりした返事(多分この時点で彼は(そして私自身も)事の重大さをあまり認識してなかったと思う…)。

 

そこで、早速Plastic Free Julyのサイトで参加登録しました。

登録の際、勢い余って

During Plastic Free July I will: Go completely plastic-free

I'm doing Plastic Free July for: 1 Week

を選んでしまったのですが、これはどう考えても無理です。

完全プラスチックフリーなら一日が限度でしょうね。だってたぶん化粧品とか一切使えなくなってしまいますし…。Avoid single-use plastic packaging / 1 Dayにしておけば良かった…。

 

そんなわけで、内容を少しアレンジしてやってみようと思います。

 

<チャレンジの内容>

一回限りの使い捨てプラスチック回避を一週間、うち一日は完全プラスチックフリーに挑戦。

 

<チャレンジする人>

私のみ。食事は同居人と共にしている都合上、同居人にも協力を仰ぐ。

 

<期間>

7月17日からの一週間(自由になる時間が多いときの方が楽かと思い、祝日が入っている週を選びました)。

 

<例外など>

・無洗米のパッケージについては、同居人なりのポリシーがあってやっていることなので、対象外とする。(毎日ひもじいと泣きながらとうもろこしを齧って主食にする、という案もありましたが・笑)

・自治体のルールは守る:ごみ出しの際のゴミ袋については対象外。

・既に手元にあるプラスチックのパッケージに入った食品を使うのは可とする。ただし、事前に意図的にストックしておくのは当然不可。

・既に手元にあるプラスチックのパッケージ入り材料(重曹とかクエン酸とかグリセリンとか植物性ワックスとかシアバターとか)を使って作った化粧品などは使用可とする。

・上記例外は完全プラスチックフリーの一日には適用しない。

 

さて、一番の問題はやはり日々の食材調達なわけですが、

 

戦略1:

実施週までに、同居人用の肉・魚を容器持込で買える場所を探しておく。豆腐は大豆料理で代替して我慢。バルクで大豆を仕入れておく。キノコは…諦める。卵は最近紙容器で買っているため現状維持でOK。牛乳は私は基本的に飲まないし、同居人も常備はしないので特に何も考える必要なし。

 

戦略2:

同居人は通常通りの買い物・調理をするが、プラスチックのパッケージで買ってきたものについては、私は食べない(さびしーーーーーー)。私が調理するものについては、通常は同居人のために肉・魚を含めるようにしているが、この一週間はプラスチックフリーを優先する。

 

どちらでいくにしても…無理がありますなぁ。

 

ここ数日、同居人とどのように進めるのか相談し続けているのですが、なかなか方針が一つにまとまりません。

私は、間違いなく不自由することは分かっているけれど、徹底的にやって実際にどれだけ不自由するか体験してみたい。他方同居人の意見は、現実的に絶対無理なのだから、どうしても必要なものは買うべきで、むしろそうならざるをえない事態にまず気づき、その理由を突き止め、その解決方法を考え、ブログやSNSでレポートすることの方が最終的に望むライフスタイルを実現していくために効果があるのではないか、などという理屈をこねます。

 

…一理あるとは思いますが、「どうしても必要」かどうかは一回断ってみないとわかんないじゃん!というのが元菜食者として肉食者に言いたいことです。「はいはい、あんたどうせ肉やめたくないだけでしょ」とかいうと険悪になるので変に追い詰めないようにはしていますが。

 

さて、どうなることやら。