せめて、干してみる
2017年4月20日
なかなかコンポストが始められません。
今まで動けなかった理由は以下のようなものです。
家が狭くて置き場所の確保が難しく、どういった方法を選ぶか慎重にならざるを得ない。
ミミズコンポストはとても良さそうだけれど、狭い環境の中だけでミミズの交配が進むことに問題はないのかという懸念(毎年外からの新しいミミズとお見合いさせてやらないといけないというのもちょっと面倒だなー)。
試してみてうまく行かなかった場合に、ヴォリューミーなデブリ発生。却って多くのゴミを出してしまうことになるのが不安。
などなど。
いままでゴミ出しは同居人が担当していたので、失敗した場合に迷惑をかけてしまうことになるのは私としても避けたいところで、なんとなく萎縮していました。
ですが、こんなことをぐずぐず言ってたら一生始められないじゃないのさ。
やってみて初めて経験的により良い方法が見えてくるわけで、何もしていない段階であーでもないこーでもないと言ってみてもしょうがない。
というわけで、台所における私の権限もだいぶ大きくなってきた今日この頃、とりあえずダンボールコンポストを始めてしまうことに決めました。
決めたのですが、今までのように「インターネット上でダンボールコンポスト材料一式を適当に選んでポチッ」というわけにもいかず、最近ゆっくり買い物に出る時間の余裕もなく、早く始めたいなーと思いつつ足踏みしているところです。
準備が整うまで何もしないでいるのも癪なので、昨日少し書きましたが、台所の生ごみと煙草の吸殻を分け、さらに野菜やお茶がらを乾かしてみました。今のところは季節柄一日くらいで乾いてしまうので嵩がだいぶ減ります。
野菜は無農薬を選んで皮は剥かない、という食べ方をずっとしてきたので、そもそもゴミになる部分というのは本当にわずかなのですが、乾かすことでさらにコンパクトになりました。
(最近は、パッケージレスを優先してして、無農薬に拘ることができないのですが、相変わらず皮ごと食べてしまっています。身体の側の防御策としては、唾液が良く出ると有害物質を無毒化するのに役立つという話を聞いたことがあるので、とにかくしつこく噛むことで折り合いをつけています。)
そんなわけで、元々大して無い燃えるゴミの量がさらに減りました。一週間で20L袋の1/4弱、といったところです。そしてそのボリュームのほとんどが同居人が使ったティッシュです。
同居人としても何か思うところがあったのでしょう。15Lのゴミ袋を探し出して買ってきました。私は何も言ってないんですけどね。
2017年8月24日追記
乾かすならば、こちらの記事で紹介されている方法が一番楽なのではないかと思います。
吸い殻ブリゲードに参加します
2017年4月19日
冒頭から言っちゃいますけどね。
私、煙草が大嫌いなのです。単純にくさいし、健康に悪いので。
見たくないものならば目をつぶればいいし、聞きたくなければ耳を塞げばいい。でも息を止めておくことはできません。
非喫煙者が一方的に副流煙に対する我慢を強いられるのが本当に腹立たしく、喫煙者が図々しくも同じ空間で平気でたばこを吸うのには日々殺意さえ感じています。そう、うちの同居人は喫煙者です
ところで、私が台所管理者兼ごみ出し担当になって4週間ほど経ちました。
今がチャンスなので、コンポスト導入への準備として、今まで同居人がいっしょくたにしていた野菜くずなどの所謂生ごみと煙草の吸殻を2週間ほど前から分けるようにしています。
分けたからと言って、結局は燃えるゴミに出すので、何をするわけでもないはずだったのですが(野菜くずについては、とりあえず乾かしてボリュームを減らしてます)、偶然、別のことを調べていた時に、煙草の吸殻の回収リサイクルプログラムというのを見つけました。
煙草の吸殻500gから回収、灰やたばこ関連のゴミ(パッケージのプラフィルムや内側のアルミ紙など)も受け入れ可能、「皆様に回収していただいた吸い殻のフィルターは、灰皿などの再生プラスチック製品にリサイクルされます。タバコの葉と紙の部分はコンポスト、肥料として再利用されます」だそうです。
500gも溜めるのは個人では難しいかなと思いましたが、ちょうど分けてあった吸い殻を計量してみたところ、1週間で50g(大体吸い殻2つで1gだったので、週に100本吸ってる勘定ですね。ああ、恐ろしい)。10週に一回発送できるならば、まぁ良いペースではないかと思い、登録してみました。
個人的には、昔風の本当にたばこの葉っぱだけの刻みタバコや葉巻以外は世界から消えて無くなればいいと思ってますし、このリサイクルプログラムに出資しているのがたばこ会社というのも正直気に食わないです。
しかし、同居人はもう脳を完全にニコチンに乗っ取られており、今後喫煙をやめるつもりは全くなさそうですし、私も、副流煙に関しては大変迷惑していますが、煙草を吸うこと自体については個人の選択なのでとやかく言うつもりはありません(私だって紅茶をやめろと言われたら全力で抵抗する)。そして、吸い殻は現に大量に存在しているわけです。
いろいろと思うところはありますが、使い道があるならば使ってもらうのが良いのかもしれないと思い、試してみることにした次第です。
こちらを読んでくださっている方で、吸い殻にお困りのご近所の方(新宿区内)がいらっしゃったら一緒に送りますので、プロフィール欄のメールアドレスからご連絡ください。…居ないと思いますが。
地道にカタログリフューズ完了
2017年4月18日
元通販依存人間のため、メールオーダーのカタログは来るにまかせていたのですが、通販禁止実験を始めた頃から届くたびにこまめに今後送付しないでほしい旨連絡を入れるようにし、先週ついに最後のカタログをお断りしました。
埃っぽいビニール袋の封筒から重たいカタログを引っ張り出し、封筒に貼られたはがしにくい宛名シールをはがし、さほど見るべきものもないカタログを「せっかくだから」と一通り眺め、必要でもなかったものが「あったら便利かも」などとほしくなり、うっかり注文を出し、せっかくの休みの日に宅急便がいつ来るかいつ来るかと気にし、来たら来たで「あっ、ドア開きすぎないで下さいね、開けすぎると隣のお宅のインターホンに当たっちゃうんですよ」などと慌てて牽制し、箱を開け、嵩張る梱包材を片づけ、埃っぽくてあまり触りたくない段ボールを畳み、縛り上げ、品物を見てみればイメージとはかけ離れており、返品手配に時間を費やし、安くはない返送料を負担する、などという一連の無駄かつストレスフルな流れを根本から断ち切ってやりましたよ。ああ、すっきり。
そういえば、郵便で来るDMの類はもともとほとんどありませんでした。「受け取り拒否」としてポストに返せるので、不要なものは昔から都度リフューズできていたみたいです。
生き残っていたカタログというのは、そもそもお断りの窓口がはっきりしないもの(敢えてそうしているとは思いますが)がほとんどでした。「カタログが不要な場合はこちらまでご連絡下さい」と明記してあるもの本当に少なかったです。なので、とにかくどこかに何らかの電話番号の記載があれば、例えそれが「商品についてのお問い合わせ」などと書いてあったとしても電話をかけ、電話番号の記載すらなければインターネットで調べ、「カタログ送付停止のお願いはどこにかければ良いんですか」と尋ねました。たいていは別の番号を提示されることもなく、その番号で直接受けてくれました。
電話の受付時間が平日昼間のみという嫌がらせのような番号も多かったのですが、そこはあえて(デモの一環として)会社の昼休みに周りに人がいる中でかけました。
このように、少々面倒ではありましたが、結果片づけなければならないもののボリュームが大幅に減って十分報われた感があります。
電話で直接お断りするのは心理的に少々気まずいものもあるのですが、最近は「ほしいものがあるときにwebで拝見しますので…」と言えるのでそこまで角も立たないかと思います。
ギフト問題(身内以外)
2017年4月17日
ゼロ・ウェイストの贈り物というと、量り売りで買ったチョコレートをメイソンジャーに詰めれば良いとか、モノではなく経験を贈りましょうとかいう話が一般に見られるところだと思います。
先日、同居の者に贈り物をしたときにはまさにこの方法で良かったのですが、こういうのって親しい間柄でないとちょっとやりにくいなぁと思って。
今月、いつもお世話になっている美容師さんがお誕生日だったので、常日頃の感謝のしるしに何か差し上げたいと思ったのですが、
プライベートなお付き合いではないので、どういったものが喜んでいただけるのか皆目見当がつかない。
こういうときは今まででしたら無難に食べ物です。
食べてしまえば消えてなくなるものが相手にも迷惑にならなさそうですし、こちらとしても気が楽です。
しかし、メイソンジャーに入れるか…?
Ball社のジャーはFar East Bazaarの若い店員さんたちにも受けが良かったので概ね好意的に受け入れられるのかもしれませんが、
仮に好みに合わなかったとしたら、処分の手間をかけさせてしまうことになって、むしろ大迷惑なんじゃなかろうか。
なんかちょっと自己満足っぽいような。。。
こんなことを考え出すと、もういけません。
今までは、ちょっとお勧めしてみたい食べ物やエッセンシャルオイルなどを気軽に人にプレゼントしていましたが、
そもそもその中身自体相手にとっては嬉しくもなんともないかもしれないし…。
だったら、直接何が欲しいか聞けばいいんじゃないの。
いやいや、身内ならともかく、ちょっと距離のある人だったら、そんな気を遣わないでくださいと遠慮されて終わりでしょ。
うーん。
結局、ラッピングについては特にこだわらずに何かおいしそうなものでも買おう、と仕事帰りに伊勢丹のビューティー・アポセカリーに寄ったのですが、
「自分が良いと思っても相手が気に入るかどうかは全く分からない。ゴミを出してまでそういうものをあげたいか?」といちいち自問してしまい、
結局何も買えずに帰宅しAmazonから電子ギフトカードを贈ったのでした(これだって、結局、先方が何かを注文したときにそこで確実にゴミは出るのだ…)。
んー、まぁ、考え過ぎです。
たった今、シンガポール旅行から帰ってきた先輩が、「のあさん紅茶好きだから」とかわいい木箱入りの紅茶セットを下さって、
普通にすごく嬉しいですもん。
たまの機会にこういう風に変にねじくれて悩むのは、何かおかしい気がします。
毎日の生活の中で出てくる自分にとって全く必要のないパッケージなんかは徹底的に排除するべきでしょうけど、
そこさえちゃんとしてれば、祝うべき日は「環境に配慮した中身を選択し、過剰包装をしない」で良かったのではないかなぁと思いました。
石鹸
2017年4月14日
先日石鹸を買いに行きました。
今までずっと使ってきたDr.ブロナーがちょっと洗浄力が高すぎるように感じられてきたので、
もう少しマイルドなものを選ぼうと思いまして。
そうしたら、成分的に良さそうなものはたくさんありましたが、問題はパッケージなんですね。。。
やっぱり基本はプラスチック包装。紙で包んであるだけのDr.ブロナーが一番簡易包装なんだなぁ。
紙箱に入っているものもいくつかありましたが、振ってみると中でガサガサ音がする。
たぶん良い石鹸になればなるほど、含まれているグリセリンが空気中の水分を寄せちゃうので仕方のないことなんでしょうね。
結局パッケージの件には目をつぶって、昔愛用していたムーンソープのマライカを買って帰りました。
で、もはやお定まりのパターンですが、自作できないかと思って石鹸作りの本を借りてきて読みました。
オリーブ石けん、マルセイユ石けんを作る―「お風呂の愉しみ」 テキストブック
- 作者: 前田京子
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すごく面白かったし、やってみたいと思ったのですが…。
手間と、材料の調達に伴って発生するごみと、必要な用具の多さを知ってめげました。
手間:
材料(基本、植物油と苛性ソーダと水)を混ぜるところまでは簡単そうです。
ただ、必要な化学反応が十分に進んで、石鹸のタネを型に入れられるタイミングが季節・温度・湿度によってまちまちみたい。
そこに至るまでに数日かかるというと、ずっと家に居られる人ならばともかく、決まった曜日に決まった場所に居なければならない私のような者には厳しい。
材料:
水は精製水推奨だけど、住んでいる場所によっては水道水でも可。
しかし、苛性ソーダの容器はプラ。
そして牛乳パック一本分の石鹸を作るのに、オリーブオイル500ml程度必要ということは、毎度毎度リサイクルが出てしまうということで、
しかもオイルの瓶って洗うの大変なので気が重い。
用具:
苛性ソーダは素手で触れないので、ゴム手袋が必須だけど、ゴム手袋って長持ちしないのであんまり買いたくない。
材料の温度を揃えてから混ぜ合わせるので温度計が2本必要とのことですが、既に1本あるので2つはほしくない…。
各オイルの効能が詳細に書かれているのはとても勉強になりましたし、きれいな手作り石鹸の写真はみているだけでもワクワクしますし、
自分だけの配合を試す際の材料の割合の算出法がとても丁寧に説明されているのもすごく良いなと思ったのですが、現状無理だわー。
近場にバルクができて、オイルがパッケージレスで買えるようになったら挑戦してもいいかなと思いつつ、
今のところは素直に出来上がってるものを買ってきた方が全体的な観点からは環境負荷が少ないと見ました。
そういえば、友達が数年前、もう石鹸はやめて塩で洗ってるの!と嬉しそうに言ってました。当時、一体なんの修行をしているの?と思ったりもしたのですが(彼女は“冷えとり”の人だった)、まー、そういうのもありかも。
あと、石鹸と言えば、LUSHに石鹸の量り売りあるみたいですね。
なんか評価高いみたいですけど、原材料憲兵としては選択肢として全く対象外です。
ほとんどの石鹸にラウリル硫酸Naとプロピレングリコールを配合しておきながら自然派をアピールしているのはいかにもgreenwashな感じがして、私はあんまり好きじゃないです。