植物油と保湿

2017年3月31日

 

口に入れる油についてはそこそこうるさいのに(圧搾法じゃないと絶対ダメ!とか)、

皮膚表面に付く油に関しては、これまで深く考えたことがなく、

まぁ、牛脂の石鹸よりは植物性の方が気分が良いかな、程度でした。

 

ですが、先日読んだ『はっか油の愉しみ』の中で、

キッチンソープを作るとき、ベースにする液体石鹸にどういうものを選べば、

素手で洗い物をしつつ保湿ケアもできてしまうのか、ということが書いてあり、

これから石鹸や化粧品を選ぶ際に参考になりそうなのでここにメモしておきたいと思います。

 

・石鹸はオレイン酸が多いほど汚れ落ちが良く保湿もできる。

オレイン酸が多い植物油は以下である。

    オリーブ油

    椿油

    高オレインなたね油

    高オレインひまわり油

    マカデミアナッツオイル

    パームオレインオイル

・これらの油を60%~80%くらい含んでいるものが良い。

・逆に以下の油は乾燥する。

    やし油(ココナッツオイル)

    パーム核オイル

 

だ、そうです。

ココナッツオイルは乾燥するんだ…。

ローレン・シンガーとか、なんでもかんでもココナッツオイルですよね。。

石鹸じゃなければ大丈夫なのかしらん。

まぁ、若いときは何塗ろうがぴちぴちしてますからなぁ…。

室内菜園 アルファルファのスプラウトを栽培する

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2017年3月30日

 

まだ朝晩はかなり寒いですが、気分的にはすっかり春になりましたので、

先週からアルファルファスプラウトを作り始めました。

 

種子は2011年頃に買ったもので(その頃はローフードにはまっていた)、賞味期限を見てみたところ既に2013年に切れていました…。

それでも順調に発芽しましたので、つくづく種というのはすごいなと思います。

ちなみに小さじ1杯弱の種で写真の量になります(その後、さらに育って増量しました)。

 

育て方は簡単です。

 

1 適当な容器にスプラウト用の種を入れてたっぷりの水を注ぎ一晩置く

2 翌朝、いったん水を切り、すすいで再度水を切る。ある程度空気は入るように容器のふたを少し開けて(全開だと多分干からびるので注意!)次の日の朝まで放置。

3 双葉ができるまで2のすすぎと水切りを毎朝繰り返す。

 

ここまでは日が当たらないようにしておきます。暗いところに入れておくのでも、光を通さない容器を使うのでも。

私は押し入れの中に作ってある作業スペースに置いています。

 

4 好みで少し日光に当て葉を緑色にする。

 

私はしっかり緑色にするのが好きですが、今回は日曜日に雨が降ってしまったので写真程度の色の段階で食べてしまいました。

 

水の切り方ですが、容器の口にガーゼをかぶせ、ピンと張った状態にして水を切ると楽です。

いままで、ガーゼを使うとスプラウトがくっついてしまって取るのが面倒なのではないかと思っていたのですが、

片手でしっかりガーゼを張った状態で反対の手の指で表面をちょっと弾いてやれば簡単に下に落ちます。

 

ガーゼを使えばこんなに水切りがたやすいとも知らず、以前は容器と蓋との間に少し隙間を開けてそこからそろりそろりと水を流すなどということをしていました。

それでも、隙間から逃げ出す種やスプラウトはあり、それらを拾い集めるのが大変でアルファルファ栽培が嫌になり、2011年の種が2017年の今まで放置されていたというわけです。アホだ…。

 

今回はちょうど空いていた適当なガラス容器で作りましたが、次回は片手でガーゼを張るのが楽なように、もう少し径の小さいもので作るつもりです。多分8ozのメイソンジャーが良い感じに使えるのではないかと。

 

 

今回はトマトと一緒にサラダにして食べました。サンドイッチの具にもいいらしいです。

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重曹とグリセリンの歯磨きペースト

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2017年3月29日

暫くの間歯磨き粉を使わずに歯磨きをしていましたが、先日ご紹介した『はっか油の愉しみ』を読んで以来、

そこに載っているレシピの歯磨きペーストなら使ってもいいかなという気になり、週末に作ってみました。というか、混ぜてみました(「作る」というほどでもない)。

 

 

はっか油の愉しみ

はっか油の愉しみ

 

 

材料は重曹・植物性グリセリン・ペパーミント精油の3点です。

重曹は研磨力が強すぎてちょっと心配…ということを以前書きましたが、その点についてこの本では「グリセリンが潤滑剤になって歯を傷つけない」と明確に書いてあったので、そういうことならまぁ良いかな、と思いまして。

また、グリセリンは水と油の両方に溶けるので、水溶性・油溶性の汚れ両方を落とすことができるとのこと。

こと着色汚れに関しては、ブラッシングのみの物理的なお掃除だけでは少々心もとなく感じていたので、この点がとても良いと思いました。

 

そういえば、10年来手元に置いているアロマボディケアの本にも同じレシピは載っていたのです。が、何故か今までグリセリンは体の外側に塗布するものという固定観念があり(これは全くの無知ゆえ。虫歯になりにくい甘味料として食品にも普通に使われているみたいです。私が食べるものではあまり見たことないですが)、一度たりとも試してみようという気になったことがありませんでした。

 

  

実際に使ってみて面白かったのは、グリセリンは甘いので(ギリシャ語のglykys(甘い)が語源)、普通のチューブ入り歯磨き粉と味にあまり隔たりが無かったことです。私は、手作り歯磨き剤については、いきなり重曹+ココナッツオイル+ペパーミント精油から入ってしまったので、苦鹹い…と最初はかなり違和感を持ったものですが、グリセリンならばスムーズにチューブから手作りに移行できるのではないかと思いました。

 

汚れ落ちについては何か劇的に変わった気はしませんが、やはり何も使わないよりは(気分的に)すっきりするように思います。ただ、そのすっきり感ゆえに少しブラッシングがおろそかになってしまいがちなので、そこは意識して今までどおり丁寧に磨くようにしないといけないと思っています。

 

後は容器に一工夫必要かもしれません。というのも、作るときに混ぜておいても、使う頃には重曹が下に沈んで分離してしまっているので、使用前に必ず軽く混ぜる必要があります。容器の中に入れておけるような小さいスプーンがあると、まず混ぜてから同じスプーンでペーストを歯ブラシに乗せることができるので便利かと。『はっか油の愉しみ』では「万能つぼと芥子スプーン」が良い、と書いてありました。

私は今ティースプーンをいちいち洗面所に持ち込んで使っているのですが、大きすぎるので必要以上にペーストが取れてしまいちょっと不自由しています。

Nordic Lifestyle Market

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2017年3月28日

 

もう終わったイベントを褒め称えるのもアレですが、

年4回開催とのこと、きっと今後も開催されるのでご容赦下さい。

 

ヘチマの種を青山ファーマーズマーケット内にもらいにいったら、隣でちょうどNordic Lifestyle Marketというのが開催されていました。これがもう素晴らしく美しくてですね。

 

北欧ヴィンテージ食器とか(アラビア社の食器、素敵!)、絵本作家ELSA BESKOWのちょっと不気味な絵柄の食器シリーズとか(面白い!!)、かっこいいヴィンテージ家具とか(ほしいと思ったテーブルは16まんえん!!!)。目に入る物すべてが(値段以外は)好ましく心地よく。

 

が、駆け出しプラスチック・フリー求道者として目が釘付けになったのは、

bellbetさんというお店が出品していたヴィンテージのガラスボトル類でした。

口の部分が細くなっていて、金属の留め金でがちっと栓をするタイプの瓶と、

ガラスの栓をぽこっとはめ込むタイプの二つがそれぞれ結構な本数出品されていました。

(お店は吉祥寺と埼玉にあるそうですが、ボトル類は通常は埼玉の倉庫の方にしか置いてないとのこと。)

 

家で作っている化粧水とデオドラントは、入れ物自体はガラスにしていますが、蓋部分がプラスチックなのが少し引っかかっていたため、試しに写真のボトルを化粧水用に買ってみました。1000円。

 

化粧水にはいつもバラの精油を入れています。透明のボトルに入れてしまうと精油の茶色が汚らしく見えてしまうので(匂いは素晴らしいのに…)、茶色の遮光瓶は用途にぴったり合っていました。ただ、ぽかりと開いている丸い口から適量の液体を手のひらに出すのは、人によっては難しいかもしれないです。私の場合は元々使っていたボトルも単なるジュースの瓶だったので特に問題ありません。

 

油分が接するところから一つプラスチックを除くことができ、また、新しく生産されたものでなく既に存在しているものを有効利用できることになり、とても満足度の高い買い物でした。

 

最近あまり深く考えずに東急ハンズでメイソンジャーなど買っていましたが、良く考えたら髪の毛を切るのにほぼ毎月通っている下北沢でも、アンティークショップでメイソンジャーを見かけているような気がします。

着るものはほぼセカンドハンドなのですが、今後、こういった身の回りの雑貨を入手するときにも、まずはなるべくそういったところから探すようにしようと思います。

 

信販売禁止にして強制的に外に出るようにしたら、買い物の仕方がだいぶ変わってきたことを実感しています。

タネをシェアする

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同居人の希望で、今年の夏はグリーンカーテンとしてへちまを育てる予定です。

F1の種を避けるため、種を入手するときはいつも野口のタネから通販で買っていました。しかし、只今私は通販禁止実験中。直接買いに行くことも考えましたが、住所のリンクをクリックして出てきた画像に怖気づきました。両側にカントリークラブって、どんな山奥なんだ。種数粒のためにそんなところまで出向くのはどう考えても現実的ではありません。埼玉は外国です、だから通販します、と言い逃れをしようかとも本気で思いましたが、それはさすがに、ね。

 

そんなわけで、無理なく行ける範囲で固定種の種が手に入らないか情報収集していたところ、たねBOXというのを見つけました。

www.share-seeds.com

固定種の種を交換してくれるブースが、毎週国連大学前で開催されている青山ファーマーズマーケットに設置されているとのこと。

置いてある種の種類は、リンクを貼ったページで紹介されています。ラインナップに「太ヘチマ」とあったので、この週末、出向いてみました。ファーマーズマーケットにも以前から興味がありましたし。

 

ほしい種が自分が行ったときにあるかどうかは運次第なので、残念ながら「太へちま」は無かったのですが、代わりに「沖縄へちま(食用)」があったので有り難くいただいてきました。

ヘチマの発芽率は50%程度らしいので、4粒程度もらえばいいかと思っていたのですが、スタッフさん曰く「この種は2015年採取でちょっと古いので、少し多めにしておいた方が良いです」とアドバイスをいただき、10粒にしました。

もらい方は写真にあるように「必要な分だけとって、Thank youカードを書く」。それだけです。自分が提供できる種が無ければ、もらうだけでもOKでした。うちは今年の唐辛子が上手くいけばその種でお返しをしようと思っています。

 

一応持ち帰り用の封筒が用意されているのですが、もちろん遠慮して、ガーゼティッシュでくるんでもらって帰りました。量り売りならぬ「量り(?)もらい」。しかも固定種。うれしいシステムです。

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さて、もう一つの目的のファーマーズマーケットですが、パッケージレスの野菜を求めるという観点からすると、特に収穫はありませんでした。

鰹節とスパイスの量り売りはそれぞれ一店舗ずつ出店がありましたが、野菜はほぼ全てがっちりプラスチックで包装されており、その場で中身を出して返せるようなものではなかったです。裸で売っていた野菜はキャベツ、ニンジン、生姜、あと果物くらいだったかな。それだったら(パッケージレスの観点からは)近所のスーパーと変わらないかな、という感じです。期待してファーマーズマーケットのためだけに出かけなくて良かった…。