ストッキング問題について聞いてみた

先日のベア・ジョンソン氏の講演で、もし質問を受け付けてもらえるならば聞いてみようと思っていたことがありました。それはストッキングについてです。ま、ストッキング自体は、私自身がどうしても穿かないといけない機会というのは年にせいぜい多くて2~3回なんですが、秋冬はナイロンのタイツをほぼ毎日着用しています。今までは穴が開いたら手ごろな大きさに切って掃除に使っていましたが、ゼロ・ウェイストをやりたいならばそういうわけにもいかなかろう、と。使えなくなったストッキング・タイツをゴミにするのでなく手放す方法はあるのだろうか?とずっと思っていました。インターネットで情報を探してはみたのですが、2年程前の時点では「タマネギの保存に使う」とか(いや、だから手放したいんだってば!)そういうアイデアしか見つけられず。

 

たぶんゼロ・ウェイスターとしては、ケミカル素材ということもあるしタイツ・ストッキングの類は初めから使わないのだろうけど、だったらスカートの時の足元は?生足?!わたし無理よ…。

 

そんなわけで、当日ベアの脚には大注目だったわけですが、ぱっと見、黒タイツにくるぶし丈のブーツ。おや、タイツはあり?

 

講演の中でソックスの話が出てきました。穴が開いたら「メーカーに送り返す」と。「は?」(ちょっとそれやりすぎでは)と一瞬びっくりしたのですが、それを受け付けて修理なり交換なりをしてくれるメーカーさんというのが現実に存在していて、そこのものを使ってらっしゃるとのこと。というわけで、ソックスに関しては理論上問題は解決です。むしろ、そうだよね!これからの企業は、自社の商品が不要になったときに送り返されたら困るような物をそもそも作ってほしくないものねー。問題はそういう企業が国内にあったとして、そこの商品が自分の好みに合うかどうかですが…。

 

それで、足はいいとして。脚はー?脚はー?と待っていたのですが、その話は特に出ず。

 

最後、会場からの質問が多すぎて時間がなく退出時刻ぎりぎりに「お願い一個だけ聞かせて!」と迫った(嘘)ところ、足元を見せてくれて瞬時に納得。一見黒タイツかと思いきや黒レギンス+ショートソックスで、継ぎ目はくるぶし丈のブーツで隠れているという仕掛けでした。やはりナイロンタイツなんてものにはそもそも手を出さないんだよ、ゼロ・ウェイスター。

 

それにしても、脚がしゅっと細いからレギンスでも全然もたついてなくて、すっきりした感じになっていて羨ましい!といってもライクラなしであのフィット感は無いだろうからレギンス自体の処分問題が存在しないわけではないと思うのだけれど、たぶん足部分と違って脚の部分は穴が開いたりはしにくいだろうから、いいものを選べばかなり長く使えるのでしょう、もしくはソックスと同様送り返せる先があるのでしょう。

 

ケミカル素材のタイツについても、探せばマテリアルリサイクルしてくれるところがあるかもよ、とアドバイスをいただいたのですが、今のところ残念ながら見つけられてないんだよねー。

 

そんなわけで少しずつ脱ナイロンストッキング・タイツを考えていこうと思います。すぐには無理ですが。