毛糸がないなら布を使えばいいじゃない
2017年1月22日
外出先や職場でドリンクボトルにしているメイソンジャー。熱い飲み物を入れた時は持てないので、スリーブがほしかったんです。
今までは同居人がタリーズでコーヒーを飲んだ時の段ボールのものが丁度ワンサイズ大きかったので、それをジャーのサイズに合わせて糊付けしたもので代用していました。
でも、どうせなら毛糸で編み物したいなぁ。色はアイボリーが良いなぁ。底は細編みでかっちり編んで、手で持つ部分はパプコーン編でぽこぽこさせてほっこりとね。
しかし家にある余り糸はダークグリーン。もちろんそれはそれで好きな色なので手元にあるのだけれど、今作りたいものとはイメージが全然違う。でも新しい毛糸を買いに行くのはちょっと気が進まない。
そんな理由でタリーズのスリーブを延々使い続けていました。
他方で、私には数年来頭を悩ませていることがありました。
それは20代の頃にアホみたいに買い込んだ布の山です。
以前ドール着物を売って生活していた時期があって、そのために「これ使えるかも」と思った布は具体的なヴィジョンがない段階でも買ってしまっていたので、
今となっては使えない布が山積みに手元に残ってしまっているのです。
人形の服としては使いやすい柄・かわいい柄でも、私が自分の持ちものとして使うのにはちょっと違う。
中途半端に使い残しているので、オークションに出すほどでもなく、そもそもオークションとかめんどくさいし。
毎年毎年、大掃除の時期に押し入れから取り出して、ため息一つ、また仕舞う、なんてことを繰り返していたのですが。
最近、ランドリーバスケットとしてざっくりした大きいかごがほしいなぁと考えていた時に、あの布を素材にして作れやしないだろうかと思いついたのです。
布編み・裂き編みの類はやったことがないし、いきなり大物から始めても惨事になりそうなので、まずは小さなものからと思い、
上の写真のカバーを編んでみました。ちょうど人形の足袋を作るのに使っていたアイボリー色の布があったので(笑)。
使わない布↓
ひたすら細く切って…↓
糸玉状にして準備が完了。これを編みます。↓
初めて布を編んでみて、毛糸と違って伸縮性が全くないのに驚きました。
図書館で借りた裂き編みの本では1センチ幅の布を8/0号のかぎ針で編んでいたので、その通りにしようとしたのですが、まったく編めず、結局10ミリのジャンボ針で無理やり作ってしまいました。
裂き編み特有の布端のほつれが出る感じが実はあまり好きではないので、切り口を折り込みながら編もうと思っていたのですが、堅くてきつくてそんな余裕全くなし。今回はとりあえず形にするので精一杯といったところです。
いきなり大物に挑戦しなくて本当に良かった…。
後から調べたところ、毛糸の時と同じ持ち方でかぎ針を持ってはいけなかったことが判明。いろいろとコツが分かったので次回からはもっときれいなものが作れる…はずです。
今回、思い描いていたものとは似ても似つきませんが、これはこれでぎりぎり許容範囲なのでちゃんと使います。
後はスリッパとかごが必要なので、結構布在庫減らせるかなー。
不用品をゴミにしないで済み、かつ新しいものを買わずにも済んだのでとても満足しています。