流行らない理由を考えてみた (雑談です)

ベア・ジョンソン的ゼロ・ウェイストというのは、ご本人が仰っていたように「シンプルライフ」であって、つまり、家庭をゼロ・ウェイスト化することによって住環境がシステマティックに変わり、その結果生活の質が大幅に向上する、という点こそがキモであるところ、日本の場合、まだ個人の意欲はともかくとして社会自体がアレなので、よほど食料調達がしやすいところに住んでいるか、そうでなければ暇を持て余しているかでもない限り、ベア・ジョンソンと同様に、というのはなかなか難しい。

完璧に出来ないとなると、システマティックになるどころか逆にZW以前とZW以後のシステムが共存することになり、家の中は以前より雑然とする場合もある。

 さらに、完璧にできない代わりに「より良い選択」をすることに留まる場合、基準はゼロ・ウェイスト・ムーブメントの文脈上当然「どちらがより環境に優しいか」であり「どちらがより楽で便利か(つまり、どちらがより自分に優しいか)」ではない。そこで自己犠牲的精神を発揮してしまった結果、ブログに書くことが「環境ガー」調に説教くさくなり、特にエココンシャスというわけではない人には完全に煙たがられる。

 

⇒流行らない。