ザワークラウト作ってみた

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2017年9月27日

 

先日ご紹介した『発酵の技法』という本ですが、あれがまた実に人を刺激してくれる本でして。

 

noa-s.hatenablog.jp

 

確か序文辺りに、「読んだら絶対試してみたくなる」みたいなことが書いてあったように記憶しているのですが、まさにその通りでした。特に野菜の発酵は揃えなければならない用具・材料が少なく、工程もとてもシンプルなので、先日の三連休最後の日に早速キャベツを仕込んでみました。昔一瞬だけローフードにはまったときに、リジュベラックの作り方を読んで、放置して酸っぱくなったキャベツ???なんか気持ち悪いなぁ、いくら体に良くても作る気しないわー、とか思っていたのがうそのようです。

 

今回はキャベツとクミンシード少々で試してみました。

刻んで、塩をして、野菜が野菜自体の水分に浸って空気に触れないようにして、常温で置いておく、以上。

野菜を水分の中に沈めるための重石のようなものを特に持っていないので、何か手頃なものはないかと周りを見渡してみたところ、スパイスを入れているマスタードの空き瓶があったので、むんずと掴んでジャーの中にぎゅっと押し込んだところ、「おおっ!!」と同居人から感嘆の声が上がりました。彼は以前から良い浅漬け鉢を探し続けているのですが、未だに気に入ったものに巡りあえずにいます。なので、家にあるもので当座どうにかできそうだと分かって嬉しかったようです。珍しく褒められました(笑)。

 

仕込みから待つこと丸2二日。そこから(本のアドバイスに従い)毎日味の変化を楽しみながら少しずつ食べて一週間で食べきりました。私は7日目、酸っぱいもの好きの同居人には9日目の味がベストでした(この辺りは気温によっても差が出てくるところだろうと思います)。

 

今までピクルスなんてものは酢に漬けこんで作るものだと信じて疑っていなかったので、乳酸菌発酵だけでちゃんと酸っぱくておいしいものが出来上がるというのが驚きでした。しかも基本的に冷蔵庫要らず。

楽しい遊びを見つけてしまいました。当分飽きなさそうです。