2017年7月4日
家庭のゼロ・ウェイストを目指し始めて以来、物が簡単に買えなくなりました。
そこで何が起きたか。
お金が余ってしょうがない。
というのはちょっと大げさなんですが。
春に同居人が休業災害をやらかしてここ数ヶ月私の収入のみで暮らしているのですが、それでも生活全般に余裕があります。これは単純に良いことだと思っています。
ただ、お金に余裕がありすぎて外食が増えました。
そして、その結果プラスチックごみが減りました。これをどう評価すべきなのか考え込んでしまっています。
ナチュラル志向という価値観の下では、外食はあまり良いイメージと結びつかないのではないかと思うのですが、家庭のごみ削減には大いに貢献、プラスマイナスゼロ、みたいな。
少しずれますが似たようなことで、良かれと思ってする何かが、総合的な視点が欠落していたことによって、却って逆効果だったりすることもあるらしく。
私はついついマテリアル・リサイクルにこだわってしまうけれど、無理に素材をそのまま循環させようとするよりも、サーマル・リサイクル(燃やして、その熱を有効利用する)の方が環境負荷が少ない場合がある、とか。
輸送にかかるエネルギーの観点からはガラスボトルよりプラスチックボトルの方が良い、とか。
我が家の内部においても考え方の対立があります。
私はガーゼティッシュを使っているけれど、洗うほうが環境負荷になると判断している同居人は使い捨て紙ティッシュ派。
私は(他のゼロ・ウェイスターさんの真似をして)お米を持参の袋で買いたいけれど、同居人は、とぎ汁が水質汚染の原因になるからパッケージごみが出るにしても無洗米を買いたいと言う。
専門的な知識があるわけでもない私としては、考慮しないといけないファクターが多すぎて、右往左往するばかりです。一般市民向けのライフ・サイクル・アセスメントの分かりやすいガイドラインとか自治体が出してくれるといいんですけどね…。