コンポスト、はじめました④ 設置

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2017年6月7日

 

ダンボーコンポストの実物は、良い意味で思っていたのと違っていました。

 

まずは形です。

荷造りに使うごく一般的なダンボール箱を想像していたので、当然上部は都度折りたたんで蓋をするものだと思っていました。が、今回入手したダンボールは蓋部分を折り曲げず、まっすぐのままテープで補強するように四隅を留めてあり、そのおかげで結構しっかりした造りになっています。

 

ダンボーコンポストというと、一杯になったらそのまま(文字通り、そのまま)蓋を閉じて寝かせて熟成させる、というイメージだったので、その度にリサイクルにまわせないダンボールのごみが一つ出てしまうのだと思っていました。ですが、付属の説明書きによると、これ以上分解しない雰囲気になったら、「中身を他の入れ物に移し、新しい基材を入れて、再スタート」とのこと。少なくとも何回かは同じものが使える想定のようですし、この丈夫さならそれが問題なく可能に思えます。

うまくすれば、コンポスト用のダンボール一つ、熟成用のダンボール一つで数年回せるのではないかと期待しています。

 

ちなみに、新しい基材に入れ替えるのは大体3ヶ月くらいが目安と書かれていましたが、うちはもともとの生ごみ発生量がかなり少なめなので、何とか半年持たせられないかと思っています。無謀かなぁ。

 

そして、見た目です。

ダンボーコンポストに対する抵抗感の最たるものが、引越しの荷物をいつまでたっても置きっぱなしにしているみたいに見えるのでは、という懸念でした。カバーをかけたらかけたで、何かもっさりとした雰囲気になりそう。そう思ったのは多分、よく「お父さんの古いTシャツを縫って作る」みたいな話を見かけていたからだと思います。くたびれたジャージー素材の巨大なキューブ…美しくない…。家が広ければそれはそれで良いと思うのですが、何しろ狭小住宅の我が家では室内に存在するものは全ていやでも常に視界に入ってきます。

 

この件も、実際には意外に気になりませんでした。思うに、付属のカバーが(ニットではなく)布帛でできているせいか縦にすとんと落ちて結構すっきりして見えるのが良かったのだと思います。福祉施設の方がいくつか用意してくれたものの中から選んだだけなので、特にこれが大好きというわけではないですが、我が家では邪魔にならない色・形でした。ただ、布帛で箱に沿うように作られているということは、やや被せにくい、ということでもあります。毎日箱の角を若干圧迫しながら被せるのが少し気になるので、そうならないものを一枚縫いました(この話は後日また書きます)。

 

それほど神経に障る見た目でもなかったので、生活空間のほぼ真ん中に設置してしまいました。ベランダに設置するという選択肢もありましたが、うちは小鳥が来るのでいつ上に落し物をされるか分からず、その度に洗濯の仕事が増えては困るという理由で室内置きです。わざわざベランダまで出るとなると(数歩の距離とはいえ)それはそれで面倒なので、室内置きにして正解だったと思っています。


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