未利用食品ッテナンデスカ・・・?

2017年6月5日

 

週末、何か生活への良いヒントがもらえるかもと思い、新宿エコライフまつりに行ってきました。

 

適当にぶらぶらと見て回るだけのつもりだったのですが、

会場に到着したとき、ちょうど(タイトルうろ覚えなんだけど)「新宿区のごみ減量の実態」というようなトークセッションが始まるところでした。発表をされるのは区のごみ減量リサイクル課の方です。ここで会ったが百年目と(いや、敵でも仇でもないんだけど。機会があれば、ちょっと話をしてみたかったので)聞いていくことにしました。

 

話の内容は簡単にまとめてしまうと以下です。

 

平成28年の資源・ごみ排出量実態調査報告書によると、とある一週間のサンプル調査で新宿区の家庭から出る燃えるゴミの組成は、厨芥類(要は台所から出るゴミ)が約33%、紙類が約21%と、この二つが全体のおよそ半分を占める。厨芥の内訳は未利用食品約6%、残飯・調理くず約27%、紙類の内訳は容器包装(資源としてリサイクル可のもの)10%、その他が約11%であった。そこで、未利用食品廃棄による食品ロスを減らし、紙ごみの正しい分別を啓蒙することで全体としての減量を図っていく」

 

・・・ミリヨウショクヒン????

食べるつもりで一度家に持ち込んだ食べ物を捨てるってこと????

・・・意味、わかんない。

 

貧乏家庭である我が家なんぞは、一度同居人が割った卵をうっかり排水口に流してしまったとき、二人してシンクの前でさめざめと涙を流したもんですが。

当然、一度入手した食材は徹底的に食べ尽くします。そうできるように、買い物と調理をします。それが当たり前だと思っていましたが、世間的にはそうではなかったようです。・・・みんなどれほど金持ちなんだ・・・。

 

質疑応答の際、「厨芥を減らすという観点から、区として、コンポストの提供や、購入の補助などは考えていらっしゃいませんか?(あんたらが用意してくれないからあたしあ日野くんだり(失敬!そういう私の実家は八王子!)まで出向いて段ボールコンポスト引きずって来なきゃいけなかったんだよ?分かってる!?)」と聞いてみたところ、数年前にはやっていましたが、あまり希望者がいなかったので・・・、とのお返事でした。ふーーーーーーーーーーーーーーーーーん。

 

これが現状ならば、ゼロ・ウェイストという考え方が一般化するのは相当ハードルが高いでしょうね・・・。

とりあえず、聞かれてもいないのに、質疑応答の際の発言にかこつけて「『ゼロ・ウェイスト・ホーム─ごみを出さないシンプルな暮らし』読んだ方が良いですよっ」とお勧めしておきましたが。


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