ギフト問題(身内以外)

2017年4月17日

 

ゼロ・ウェイストの贈り物というと、量り売りで買ったチョコレートをメイソンジャーに詰めれば良いとか、モノではなく経験を贈りましょうとかいう話が一般に見られるところだと思います。

先日、同居の者に贈り物をしたときにはまさにこの方法で良かったのですが、こういうのって親しい間柄でないとちょっとやりにくいなぁと思って。

 

今月、いつもお世話になっている美容師さんがお誕生日だったので、常日頃の感謝のしるしに何か差し上げたいと思ったのですが、

プライベートなお付き合いではないので、どういったものが喜んでいただけるのか皆目見当がつかない。

 

こういうときは今まででしたら無難に食べ物です。

食べてしまえば消えてなくなるものが相手にも迷惑にならなさそうですし、こちらとしても気が楽です。

しかし、メイソンジャーに入れるか…?

Ball社のジャーはFar East Bazaarの若い店員さんたちにも受けが良かったので概ね好意的に受け入れられるのかもしれませんが、

仮に好みに合わなかったとしたら、処分の手間をかけさせてしまうことになって、むしろ大迷惑なんじゃなかろうか。

なんかちょっと自己満足っぽいような。。。

 

こんなことを考え出すと、もういけません。

今までは、ちょっとお勧めしてみたい食べ物やエッセンシャルオイルなどを気軽に人にプレゼントしていましたが、

そもそもその中身自体相手にとっては嬉しくもなんともないかもしれないし…。

 

だったら、直接何が欲しいか聞けばいいんじゃないの。

いやいや、身内ならともかく、ちょっと距離のある人だったら、そんな気を遣わないでくださいと遠慮されて終わりでしょ。

 

うーん。

 

結局、ラッピングについては特にこだわらずに何かおいしそうなものでも買おう、と仕事帰りに伊勢丹のビューティー・アポセカリーに寄ったのですが、

「自分が良いと思っても相手が気に入るかどうかは全く分からない。ゴミを出してまでそういうものをあげたいか?」といちいち自問してしまい、

結局何も買えずに帰宅しAmazonから電子ギフトカードを贈ったのでした(これだって、結局、先方が何かを注文したときにそこで確実にゴミは出るのだ…)。

 

んー、まぁ、考え過ぎです。

たった今、シンガポール旅行から帰ってきた先輩が、「のあさん紅茶好きだから」とかわいい木箱入りの紅茶セットを下さって、

普通にすごく嬉しいですもん。

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たまの機会にこういう風に変にねじくれて悩むのは、何かおかしい気がします。

毎日の生活の中で出てくる自分にとって全く必要のないパッケージなんかは徹底的に排除するべきでしょうけど、

そこさえちゃんとしてれば、祝うべき日は「環境に配慮した中身を選択し、過剰包装をしない」で良かったのではないかなぁと思いました。