2017年2月9日
以前にも書いたことがありますが、私が働いている職場には、朝、出張カフェが来てコーヒーや軽食がもらえます。
私も週に2~3日利用させてもらうのですが、自前のカップを持って列に並んでいると、ときどき前後に並んだ人が話しかけてくれるようになりました。
自分のカップ持ってきてるんですねー、と言われるので、そうなんですよー紙コップもったいない気がしてー、とあっさり目にお返事。
「そうなんだ、えらいねー。」
たいていは、そこ止まりです。
が、一昨日話しかけてくれた同じチームのTさんは違いました。
「そうですよね。どんどん環境悪くなってるし…」
お、この人は話の判る人なのかしら?
そういう場合はもう少し話します。
「紙コップのゴミ箱別になってますけど、回収しているのはベンダーじゃなくてビルの清掃業者さんなので、単純に燃えるごみにされてないか不安なんですよ」
「それはまずいですね」とTさん。
ここまで言わせてもらえれば私としては大満足なのですが、Tさんはさらに続けます。
「私ね、時々悩むんですよ。あの、納豆のフィルム?あるじゃないですか。あれを洗うべきなのかどうかって。洗って水が汚れるのと、汚れたままで燃やすのと、どっちが環境負荷が少ないんだろうって。で、メーカーに電話したんです」
おお、こっち側の人ではありませんか!
「そしたら、そういう視点では何も考えてないおじさんが出てきちゃって。どっちでもいいですよー、って。結局もやもやしたままなんです」
ここでTさんのコーヒーが出来上がり、Tさんは「また環境トークしましょう!」と爽やかに席に戻って行かれました。
そして次の日。
「おはようございます」と私の席の前を横切って行ったTさんの手には陶器のマグがありました。
「早速持ってきたんですよ~」
…感動…。
こういうのはかなり稀なケースかとは思いますが、また同じ柳の下のドジョウを狙いたいものです。