衣類の管理について② 問題とゴールの設定

<現状の問題点>

・自分が何を持っているのかを忘れており、その日着ていくものをぱっと決められない。

・収納場所への衣類の出し入れの際、量が多いが故にストレスを感じる。

・身支度を整える際に、複数の収納場所から服をかき集めてくるため、時間がかかる。

 

<現状の収納状況>

・クローゼット(H180cm×W81cm×D50cm 吊るす衣類を収納)

・スチールロッカー(H27.5cm×W45cm×D40cm たたむ衣類のうち、一度外に着ていったがまだ洗濯しないものを収納)×2段

・押入れの中に入れているボックス(H40cm×W40cm×D40cm たたむ衣類で洗濯済のものを収納)

これら収納家具の位置関係というのが、それぞれ一辺が2メートル程度の三角形の頂点上にあるような感じです。なぜこのようなけったいなことになっているかというと、以前住んでいた部屋では一か所に集まっていたこれらが、引っ越し後の間取りに合わせる形で散り散りになったからです。この収納家具にはこの中身、という固定観念に無意識のうちに囚われていたようで、毎朝三角形にうろうろすることに今の今まで全く疑問を感じていなかったことは我ながら驚きです…。

 

<ゴール>

・現状室内に点在している洋服の置き場所をクローゼットの一か所にまとめる。

・出し入れの際に押し込んだり引っ張ったりしなくて済むようにする。

・埋もれて見えないがために存在を忘れているアイテムが一切なくなるよう、すべてを一望できる状態に置く。

 

具体的には、押入れの中のボックス、スチールロッカー、クローゼットの中にある衣類すべてを、このクローゼット一つにゆったりと収められるところまで持ち服の数を減らす、ということをひとまずのゴールとして設定しました。

続きます(不定期)。

買い物はご近所で。餅は和菓子屋で!

年末のバタバタ及びオフィス移転以来の慢性的睡眠不足を埋め合わせるかのように、ひたすら休息を優先した年末年始でした。

今まで仕事納めが30日だったのが今年から諸事情あって世間並みに29日からお休みできるようになったため、元住吉のバルクにでも買出しに行こうかと思っていたのですが、億劫になって取り止め。

日常食べるものを入手するのに遠くの町まで出張っていくことに最近どうにも違和感を覚えるようになってしまいました。Zero Waste始めたばかりのころは楽しかったんですけどね、ジャー持ってお買い物に行くの。最近はどうにも面倒くささが先に立ちます。(とはいえ年末、量り売りで買った蜂蜜がジャーの底に少し残っているのを使い切ったとき、ガラスなので気兼ねなく湯煎ができるわ広口なので最後の一滴まで使い切りやすいわ、メイソンジャー用の注ぎ口のアタッチメントを付けていたので使用中も超快適だったり、あまりにも楽なので、もう蜂蜜は量り売り以外では買いたくないと思っていたりもするのですが…。)

 

そんなわけで、正月休みの食材についても、今までは徒歩15分の伊勢丹に張り切って繰り出していましたが、今年はほぼ近所の個人商店など、さらに狭い半径内で揃えてしまいました。混んだデパ地下で人にもまれてげんなりしなくて済み、魚屋さんは大量のおまけを下さり、金額的にも大分安上がり。

 

そして今年一番のヒットはべろーんと一枚物の伸し餅です。実家は核家族で、子供の頃からお餅はプラスチック個包装の切り餅が当たり前だったので、そもそもどこで買えるのかも私自身は知らなかったのですが、同居人が近所の和菓子屋さんで入手してきてくれました。買ってきた当人としては、「ちまちました切り餅サイズではなく、葉書大の磯辺焼きを食べたい!」というのが動機だったらしいですが、そもそもスーパーで売っているようなプラスチック餅とは全く違う美味しさに二人して感動。29日に買ってきたのですが、お正月の2日目あたりからは早くもカビが出始めたりして、その辺りにも安心感を覚えました。

包装に関しては、大きくて柔らかいものなので、受け取らざるを得なかったようですが、大きなビニール袋一枚だけなので今まで買っていた個包装のものより全然マシです。今後はこれ以外考えられない!

衣類の管理について①

去年のZW導師様の講演会、特に目新しい話はなかったと言いつつも、一点非常に触発された部分がありました。それは所持している衣類の量の件です。

 

導師様の所持している服は、ワンピース2着、トップ8着、スカート2着、パンツ2着(でしたっけ?うろ覚え…)。その10数着で50通り以上着回します。

 

正直なところ、その50通りのアウトフィットについては、水色と白と黒だけだと印象としては大体似たようなもんじゃん、と(個人的には)感じてしまったのですが(ブログに載っている方の着まわしは、今回のプレゼンとは違って柄物が入っているせいか、ずっとヴァリエーションに富んでいるように思いました)、同時に、結局人はそこまで他人の服装など見ていないので、自分自身が毎日楽しく飽きずに服選びができるならばそれで十分なのでしょう。まー、たった10数着で済ませられて、しかもファッショナブルというのは、温暖な気候の土地に住んでいて移動に車を使う人だからできるという部分もあるとは思いますが…。 

 

翻って私の現状はどのようなものかといいますと、30代初めに200着以上あった服を70着程度まで減らし、大分楽になったと思っていました。しかし、月日が経つうちにまた徐々に増えてしまったようで、ここ数年再び管理のしづらさを感じるようになってきました。この機会に少し手を入れようと思い、減らす方向で12月半ばからいろいろと試しているところです。

 

私はお洒落な人ではなく、単なる(元)着道楽者なので、衣服のことや装うことについてブログに書くことにずっと遠慮のようなものがあったのですが、最近時間を割いてやっていることがそれなので、せっかくだから書いておこうかと。

不定期で続きます。

流行らない理由を考えてみた (雑談です)

ベア・ジョンソン的ゼロ・ウェイストというのは、ご本人が仰っていたように「シンプルライフ」であって、つまり、家庭をゼロ・ウェイスト化することによって住環境がシステマティックに変わり、その結果生活の質が大幅に向上する、という点こそがキモであるところ、日本の場合、まだ個人の意欲はともかくとして社会自体がアレなので、よほど食料調達がしやすいところに住んでいるか、そうでなければ暇を持て余しているかでもない限り、ベア・ジョンソンと同様に、というのはなかなか難しい。

完璧に出来ないとなると、システマティックになるどころか逆にZW以前とZW以後のシステムが共存することになり、家の中は以前より雑然とする場合もある。

 さらに、完璧にできない代わりに「より良い選択」をすることに留まる場合、基準はゼロ・ウェイスト・ムーブメントの文脈上当然「どちらがより環境に優しいか」であり「どちらがより楽で便利か(つまり、どちらがより自分に優しいか)」ではない。そこで自己犠牲的精神を発揮してしまった結果、ブログに書くことが「環境ガー」調に説教くさくなり、特にエココンシャスというわけではない人には完全に煙たがられる。

 

⇒流行らない。

ストッキング問題について聞いてみた

先日のベア・ジョンソン氏の講演で、もし質問を受け付けてもらえるならば聞いてみようと思っていたことがありました。それはストッキングについてです。ま、ストッキング自体は、私自身がどうしても穿かないといけない機会というのは年にせいぜい多くて2~3回なんですが、秋冬はナイロンのタイツをほぼ毎日着用しています。今までは穴が開いたら手ごろな大きさに切って掃除に使っていましたが、ゼロ・ウェイストをやりたいならばそういうわけにもいかなかろう、と。使えなくなったストッキング・タイツをゴミにするのでなく手放す方法はあるのだろうか?とずっと思っていました。インターネットで情報を探してはみたのですが、2年程前の時点では「タマネギの保存に使う」とか(いや、だから手放したいんだってば!)そういうアイデアしか見つけられず。

 

たぶんゼロ・ウェイスターとしては、ケミカル素材ということもあるしタイツ・ストッキングの類は初めから使わないのだろうけど、だったらスカートの時の足元は?生足?!わたし無理よ…。

 

そんなわけで、当日ベアの脚には大注目だったわけですが、ぱっと見、黒タイツにくるぶし丈のブーツ。おや、タイツはあり?

 

講演の中でソックスの話が出てきました。穴が開いたら「メーカーに送り返す」と。「は?」(ちょっとそれやりすぎでは)と一瞬びっくりしたのですが、それを受け付けて修理なり交換なりをしてくれるメーカーさんというのが現実に存在していて、そこのものを使ってらっしゃるとのこと。というわけで、ソックスに関しては理論上問題は解決です。むしろ、そうだよね!これからの企業は、自社の商品が不要になったときに送り返されたら困るような物をそもそも作ってほしくないものねー。問題はそういう企業が国内にあったとして、そこの商品が自分の好みに合うかどうかですが…。

 

それで、足はいいとして。脚はー?脚はー?と待っていたのですが、その話は特に出ず。

 

最後、会場からの質問が多すぎて時間がなく退出時刻ぎりぎりに「お願い一個だけ聞かせて!」と迫った(嘘)ところ、足元を見せてくれて瞬時に納得。一見黒タイツかと思いきや黒レギンス+ショートソックスで、継ぎ目はくるぶし丈のブーツで隠れているという仕掛けでした。やはりナイロンタイツなんてものにはそもそも手を出さないんだよ、ゼロ・ウェイスター。

 

それにしても、脚がしゅっと細いからレギンスでも全然もたついてなくて、すっきりした感じになっていて羨ましい!といってもライクラなしであのフィット感は無いだろうからレギンス自体の処分問題が存在しないわけではないと思うのだけれど、たぶん足部分と違って脚の部分は穴が開いたりはしにくいだろうから、いいものを選べばかなり長く使えるのでしょう、もしくはソックスと同様送り返せる先があるのでしょう。

 

ケミカル素材のタイツについても、探せばマテリアルリサイクルしてくれるところがあるかもよ、とアドバイスをいただいたのですが、今のところ残念ながら見つけられてないんだよねー。

 

そんなわけで少しずつ脱ナイロンストッキング・タイツを考えていこうと思います。すぐには無理ですが。