ホームフリージングのスキルが上がりました

f:id:noa-s:20170730203735j:plain

2017年8月7日

 

先月のPlastic Free Julyに参加してみたことによって、悟りや気づきといった心理的レベルの話でなく、実際に行動が完全に変わった部分があります。書く書くと言っていてなかなか辿り着けなかった話なのですが、ホームフリージングのスキルが上がりました。つまり、食材を冷凍する際にジップロックを使わなくても大丈夫になりました。

 

今まで、カット野菜などを家で自分で冷凍する際にジップロックを使い続けていることに実はそれほど問題を感じていませんでした。新しいものを買っているわけではなく、ただ手元に残っているものを洗って何度も使っているだけだし、冷凍する食材に油気はないから化学物質のことも気にならないし。 

それに、私の場合、冷凍野菜の使用量はそのときの気分で決めたいので、カット野菜がくっついて大きな塊になってしまったときに簡単に外から揉みほぐして必要量だけを取り出すことができないと困ります。

代替手段としてガラスのジャーを使う方法はよく紹介されていますが、具体的にどうするのかを読んでみると、「冷凍庫の臭いがつかないように上に半インチほど水を入れ、使うときにはお湯でとかせばいいです」などと書いてあったりして、凍ったまま必要量だけ鍋に放り込みたい私にとっては全く実用的と思えませんでした。

ですが、今回Plastic Free Julyの中で一日だけ完全プラスチック・フリーの日を設定してしまったので、ジップロックの使用についても対応せざるを得ず。

 

偶然、その一日の数日前にGoing Zero Wasteのこの動画(

Top Tips for Using Your Freezer to Prevent Food Waste with Love Food Hate Waste - YouTube

)を(今更)見ていました。オーブンの天板(baking tray)に冷凍したいものを間隔を空けて置いて冷凍庫に入れ、2時間くらい経って凍ったところで、ジャーなどに移す、と。

人によっては何の覆いもつけずにそのまま冷凍庫に入れるのは抵抗があるのではないかと思いますが、私はこの雑なやり方、気に入りましたね。

 

で、完全プラスチック断ちの日に早速試したところ、結論としては非常に良かったのです。今までと比べて大して手間がかかるわけでもなく、いったん凍ってしまいさえすればその後に入れる容器は選びたい放題なので、手持ちのジップロックが全部崩壊してしまったらそれから先どうしよう…という心配からも解放されました。

 

まぁ、いくら一度バラバラの状態で凍らせているからといって、あまり長いこと冷蔵庫の中に置きすぎると、再度大きな塊にはなっちゃうんですけどね、指でちょっと強くつつけばほぐれるレベルなので今のところ全く気になってないです。

 

f:id:noa-s:20170806134125j:plain

 

7月から、日曜日に豆を多めに茹でて冷凍しておくのが習慣になりました。冷凍野菜と冷凍豆で、お弁当用のスープ作りとその準備の買い物はかなり楽になっています。

  

ところで、豆を茹でたときの茹で汁も冷凍して取っておき適宜使ってます(画像右斜め上の液体がそれです。冷凍庫に入れるときは凍って嵩が増えるので、最初は蓋は開けたままで)。良い出汁なので流してしまうのはもったいない。ちなみにひよこ豆の茹で汁は泡立てるとメレンゲの代わりに使えるらしいですが…本当かしらん。

「ツナ缶事件」を総括する – Plastic Free Julyを通じて悟ったこと –

2017年8月4日

 

先月のPlastic Free Julyに便乗し、我が家でも同居人の協力を仰ぎ家単位で完全プラスチック包装断ちを一週間試みたわけですが、後に、同居人が買ったツナ缶がプラスチック包装されていたものだったことが発覚しました。

 

「缶だから」と私を誤魔化してまで動物性たんぱく質を摂取したかったのかと思うと哀れを誘います。図らずも、自分が今まで否定的な目で見ていた「ペットの猫に菜食を強いるベジタリアン」みたいなことになってしまっていました。

 

同居人は環境問題に並々ならぬ熱意を持った人なので、そこに甘えて今回は私に合わせてもらったのですが、体質的(お肉が大好きで、水分がたくさん必要で、冷たい飲み物が好きで、お酒もそこそこ飲む)に無理なものは無理みたいです(私はといえば、それほど肉・魚は必要としませんし(好きだけど)、水分は取りすぎるとむくむタイプですし、冷たい飲み物よりは温かい飲み物派で、完全な下戸です)。

 

私にとっては、少々の不自由に耐えれば後は楽しい世界が待っています。部屋はきれいになるし(散らかっている状態はあまり好きではないので、完全プラスチック包装断ちの4日目か5日目くらいに、不要となった包装が散乱していないシンク周りのすがすがしさに感動しました)、プラスチックごみの量を減らしたことをブログで報告すれば心優しい方が褒めてくださったりする。少しの我慢や不自由への大きな見返りが用意されています。

 

他方、モノがごちゃごちゃと出ていることに特に抵抗が無い同居人にとって、シンク周りがすっきりしようがそんなものは興味の無いことですし、誰が評価してくれるわけでもない。同居人にしてみれば、プラ包装断ちは単なる我慢に過ぎません(私の歓心を買うことがもはや見返りになっていことには忸怩たるものがありますが…笑)。ちょっと気の毒です。

 

なので、もう同居人には好きなようにやってもらおうと思いました。

 

今までプラスチックの責任区分は「誰が買ってきたものであろうと、その恩恵を受けたならば自分のプラスチック」という考え方をしてきましたが、今後は「誰が家に持ち込んだか」だけを問題にするつもりです。同居人が彼の都合で買ってきたものはコントロールしようがないので、それを二人の生活に使うことについて頭を悩ますのはもうやめて、自分の買い物だけに集中します。パッケージレスで買える材料だけでどれだけノンベジを満足させる料理を作れるか研究する方が余程建設的な気もしますし。

 

まぁ、ちょっと残念なアプローチではあります。

というのも、いずれはリサイクルのボックスの中に収納されるとはいえ、洗って干してある食料品がらみのプラスチック包装・容器たちは台所の美観を著しく損ないます。そもそも家に持ち込まない、ということが完璧にできるならば台所を常にすっきりとした空間に保つことができる。これは非常な大きなメリットです。リサイクルボックスだって要らなくなるかも。

それに対して、多くはないにしても中途半端にプラ包装を家に持ち込むことを甘受するとなると、プラスチック・フリーを目指して不自由しているにもかかわらず、そのメリットを存分に享受することはできないという口惜しい結果になるわけで。

 

あ、と言っても、別に同居人に対する評価が下がるとか、同居を不満に思うとかいうことではないです。

なにしろベランダの青じそがここまで持ち直したのは同居人が毎日せっせと水やりしてくれたおかげですから。パッケージレス大葉、助かってます。

f:id:noa-s:20170730204026j:plain

お気に入りZero Waste関連ウェブサイト

2017年8月3日

 

日本でのZero Wasteに関連するウェブサイトで愛読させていただいているものをまとめておこうと思いました。

 

サイドバーのリンク欄で、個人の方のブログについては、一応事前に許可をいただきました。私個人としてはインターネットに公開している状態にある以上、リンクに断りなど要らないという考え方なのですが、不快に思われる方もいらっしゃるかと思いますので念のためねー。

 

とりあえず、個人ブログで最初にリンクを貼らせていただいた超大好なお二方、nonaromatiqueさんとぽこ33さんをご紹介したいと思います。

 

nonaromatiqueさんのブログ(SAVE ECO SAVE MONEY)は、生真面目で硬質な文体と考察、透明感のあるアーティスティックな雰囲気が魅力。それなのに完璧に実用的。私が弱い分野(ボディケアとかメイクアップとかお掃除関連とか)でいつも有益な情報をいただいています。

 

ぽこ33さんのブログ(こちらゼロウェイスト学会!節約ハンドメイド研究員)はつい最近検索で発見したのですが、内容の濃さと読み応えという点で私の知る限り個人の方のブログでは最高レベルなのではないかと…。勉強になる記事ばかりです。 というか、そういう記事だけで構成されているのがすごいところです。

 

今のところコメントやメールなどでやり取りをしたことがない方には、さすがに唐突にご連絡差し上げるのは気が引けます。特に、ブログを拝見するに、あまり見知らぬ他人からちょっかいを出されたくないという雰囲気の方もいらっしゃいますので、そういった方についてはブログのタイトルだけ以下にご紹介させていただきます。ご存知ないものがありましたら検索かけてみてくださいませ。

(うう、こういうのも嫌な方は嫌なのかなぁ、難しいなぁ)

 

Zero Waste log

目指せ!ゼロウエイストな暮らし

Zero Waste In Japan - 今日どれだけゴミ捨てた? -

ワケあり規格外人間mikkubo

 

結構更新が止まってしまっているブログも多いんですよね…。楽しみに待ってるんですが…。

効きました! 投げ込みチラシの件

2017年8月2日

 

一ヶ月程前に、「『DM・チラシお断り』のシールを貼りました」という記事を投稿しました。 

noa-s.hatenablog.jp

 

全く期待は無く、気休めにしかならないと思っており、「ここいらのチラシ配りの皆さんの民度は残念ながら学生時代の私と同程度です」、という報告記事を書くことになると信じて疑っていなかったのですが、豈図らんや、激減したんですね、これが(ところで、「あにはからんや」という言葉を使うと、どうしても「弟謀るや」って続けたくなりません?笑)。

 

元々一週間に付き10~19枚くらい投げ込まれていたチラシ類が、シールを貼って以来、多くても週2枚、今週はなんとゼロです!

 

Zero wasteの取り組みの中では、一番労力なく一番劇的に効果があったのではないかと思います。

ブログを見てくださった方から、手書きでも十分効果があったとのコメントもいただいています。

まだ試してらっしゃらない方は是非!

リップバーム

f:id:noa-s:20170730203536j:plain

2017年8月1日

 

基本的に所有物の数はかなり絞り込んでいるのですが、リップクリームは例外でした。

家に一つ、職場に一つ、鞄に一つ。その3本を先月ようやく使い切り、DIYに切り替えました。

 

レシピは大筋Zero Waste HomeのMultipurpose balmを参考にしましたが、計量スプーンや鍋に油・ワックスが付くのが面倒だと思いましたので、容積ではなく重さで作りました(つまり、重さを量りながら容器の中に材料を直接入れていきました)。あと、ビーズワックスではなくて植物性のワックスを使っています。

 

材料:

オリーブオイル(料理に使っているもの)3g

キャンデリラワックス1g

ペパーミント精油5滴

 

作り方:

小鍋に水を浅く張って、オイルとワックスを入れたメンタム缶を置き、超弱火で溶かす。

溶けて完全に混ざったところで火を止め冷まし、固まる前に精油を入れて混ぜ、完全に固まるまで放置。

 

精油を入れるタイミングが少し遅れてしまい(香りが飛ぶのがいやで、ぎりぎりまで冷まそうとしたのが敗因)、既に固まりかけてるところを混ぜてぼこぼこにしてしまいましたが、使用上は特に問題ないので良しとします。

なるべく洗い物を出したくなかったので、混ぜるときには大きいスプーンなどは使わず、歯磨きペースト掬い用のからしスプーンを使いました。こうすると作業中の材料ロスはからしスプーンの先に着いた少量だけで済み、それも体のどこかに適当になすり付けてすぐに使ってしまえばいいので無駄がないと思います。

 

質感が、思っていたよりもやや硬めになりました。最初は失敗したと思いましたが意外に硬いくらいがいいのかもしれません。

というのも、指で塗ることになるので衛生面がちょっと気になるため、スティックタイプのものを使っていたときのようにいつ何時でも好きなタイミングで塗るということはせず、洗面所に立ち寄った機会に手を洗った後だけ使うようにしています。そんな事情で常にポケットに入れて持ち歩くのが便利がいいのですが、体温で結構温まるので、元々があまりゆるいとちょっと心配です。本当はハンドクリームにも兼用したかったので、寒い季節にはもう少し柔らかめに作ってみようと思っています。

 

ところで、せっかくなので、市販のスティックタイプのリップクリームと、自作した場合とのプラスチックの量を比べてみました。

f:id:noa-s:20170730203641j:plain

 今まで使っていたリップ容器は10g、ワックスの袋は2.5gでした。

ワックスは5g入りで今回の使用量は1g、上述のようにかなり硬めになるので一回にこれ以上使うことはないはずです。

ということは、一回あたりプラスチックは0.5g。仮に柔らかく作るために半分まで減らすとして一回あたり0.25g。

市販のリップクリームの内容量も大体4gくらいなので、DIYの方が20倍~40倍エコ・フレンドリーということになるかと。単純にプラスチックの量だけで言ってますが。

 

自分で作ったところで結局はプラスチック出しちゃうし…と思っていましたが、これだけの数字をはじき出すとなると俄然やる気になります。