コンポスト、はじめました⑦ 毎日のオペレーション

2017年6月16日

 

最近コンポストに関する話題ばかりで、興味のない都会派の皆様はうんざりされているのではないかと想像します。ごめんなさい。

書いている本人が楽しんでしまっておりますもので…。

あと2回くらいでこの華のない話題も終わりにしたいと思ってます。

 

何が楽しいのかというと、なんだかよく分からないけれど生ごみが順調に消えていく、というのが一つ。

購入時に、「一度に入れられる量は女性のこぶし一つ分くらいまでです」と言われ、「え、たったそれだけ?」とやや不安になり、

ある朝うっかり朝ごはんにバナナを2本食べてしまったときに、こんなにたくさん皮が出てどうしよう…と蒼ざめたことがあるのですが、

付属の説明書によれば「一度に入れられる量は500g程度(キャベツ半個くらい)」とのこと(全然違うじゃん!)。

とりあえず試しに投入してみたところ、次の日きれいさっぱり姿が見えなくなっており(単に皮が茶色くなって目立たなくなっただけなのかもしれませんが)一見落着でした。

 

5月の下旬から投入量の記録をつけているのですが、その時点からの総投入量が1750gなので、少なくとも2kgは生ゴミを入れているはずですが、

全体のボリュームはあまり増えているようには見えません。順調、だと思います。

ちなみに記録をとっている範囲で、投入量最少は0.5g、最多208g(同居人が今梅干を漬けており、色付けの紫蘇の搾りかすが大量に出たため)、一日の平均とすると約70g、

温度は、やや乾燥気味にしているせいか低めですが、30℃前後で安定しています。

 

もう一つは、日々自信がわいてくることです。

都会に住みつつ、ある程度自分の生活に自分で落とし前をつけられているという感覚から来るものだと思います。(まー、このまま順調に行けばの話ですけど)

 

とは言うものの、いくら楽しくてもあまり時間はかけたくありません。

虚弱体質に睡眠不足が重なって、平日の夜は半廃人状態の毎日です。

自分に負担をかけずに最短で済ませられるように、作業に関わる台所用品についてはある程度考慮して選んでいます。

 

一連の手順は以下の通りです。

 

夕食の洗い物が済んだら、おもむろに排水溝のバスケットを外し、スペアのきれいなものと取り替え、

スクレイパーでバスケットに付着した食べ物のかすを、野菜くずをためているプレートに掻き落とし、

コンポストのカバーをはずして全体を軽く混ぜ、中央に窪みを作り、

プレートの上の生ゴミをスクレイパーでその窪みに落とし、周りの基材を上にかけ、温度計を突き刺し、

カバーをかけ直し、排水溝バスケット・スクレイパー・プレート・プレートを覆っていたボウルを洗って終了。

 

「作業に関わる台所用品」というのはすなわち、最後に洗う上記の4点なのですが、長くなってきたので今日はこの辺りで(続く)。


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捨てまくるゼロ・ウェイスト・・・?

2017年6月15日

 

Zero Wasteというのは、埋立地もしくは焼却処理場に送り出すゴミを限りなくゼロにするべく創意工夫・努力することだと理解しています。

なので、家庭生活に関して言えば、

 

  1. まずは買い物などの際に自分にとって不要な物や使い捨ての物を持ち帰らないように注意を払い、
  2. 生活自体を小さくしておくことを心がけ(なぜなら持ち物が多いほど収納用品が必要になるように、物が物を呼ぶから)、
  3. 一度手に入れたものは何度も使い、不要になったものは他の用途に転用できないかを考え、手放すのであればなるべくそのまま使ってもらえる先を探し、
  4. それが無理ならば素材としてリサイクルに回し(リサイクルしてくれる先を探し)、
  5. それすらできないものは仕方なく、嫌々ながらゴミに出す(生物分解性のものはコンポストへ)、

 

という流れが基本になると思います。ゼロ・ウェイストを標榜するならば。

 

私は、自分で文章を書くよりは人の書いたものを読むほうが100倍好きなので、自分の生活に直接参考になるという意味で日本で生活するゼロ・ウェイスターの方のブログに飢えているようなところがあるのですが、ゼロ・ウェイストと言いつつ、「捨てました」という話が殆どだと正直ちょっと違和感をおぼえます。

捨てたイコール手放したという意味ならば、どのように手放したのか(○○へ寄付した、とか)を詳しく紹介してくれればいいのになー、と思います(私にとって「捨てた」は⑤なので、一番ブログに書きたくない言葉です。書いてるけど)。

もし文字通りただ「捨て」ているならば、ゼロ・ウェイストが誤解されているんじゃないかとちょっと心配になったりもします。

 

確かに、買取先・寄付先などを探すのは大変ですし、その間もう要らないと思ったものを手元に置いておかなければいけないのは嬉しいことではないと思います。私も今、これから売るつもりの服と本のダンボールが床に置いてあり、邪魔くさいなー、買取の申し込み手続きめんどくさいなーなどとと思っているので、ゴミ袋に入れてゴミの日に出してさっさとすっきりしてしまいたいというのはすごくよく分かる。でも、そこはゼロ・ウェイスターなわけで。

 

ゼロ・ウェイスターなら絶対ゴミ出すな、なんて暴論を吐くつもりはないんですが、家から出すものの行き先に一旦は思いを馳せ、あらゆる手を尽くしてゴミ処理場送りにしないようにすることがゼロ・ウェイスターをゼロ・ウェイスターたらしめる要素なのではないかと思っています。

 

私自身は家から物を出すのに数ヶ月を要したりすることもざらなので、爽やかに「捨てました!」だけの記事を読むと、「あれ?ゼロ・ウェイスト・・・なんだよね??」と何かこう、不安な気持ちに・・・。

他方で、先日、お気に入りのブロガーさんは(ゼロ・ウェイストの方とは知らずに読んでいたのですが)、お片づけについて書きつつ「自分はゼロウェイスターなのでゴミを出すのは不本意」と明確に言及されており、こちらには心の底から共感した次第です。

 

 

・・・・・・ちょっと「べき人間」っぽくなりました。

 

(べき人間:「~すべき」「~して当たり前」と思い込むタイプのことを指す。「こうした方が気持ちが良い」「私はこうしたい」という基準で行動していれば人の言動に腹は立たないはずだが、自分が何かを我慢しており、無理に「~しなくちゃ」と思い込んでいるため、人の行動にイラっとする、らしい。気をつけねば・・・)

 

まぁ、「捨てる」ゼロ・ウェイスターさんも、あらゆる手を尽くした結果として燃えるごみに出すことになっただけで、引き取り先を一度は探すなんて当たり前すぎてわざわざ書かなかっただけかもしれません。

 

とにかく言いたいことは、自分のところ以外のゼロ・ウェイスト関連ブログを切実なまでに欲して楽しみにしている、ということです。みんなもっと書いて!微に入り細に入り!!


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カバー

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2017年6月14日

 

購入したダンボーコンポスト一式の、付属のカバーが少し使いにくかったので、

自分が使いやすい形のものを一枚縫ってみました。

 

付属のカバーは、縫い代がきちんと袋縫いになっていたりして、とても丁寧に作ってくれている感じに好感が持てるのですが(高齢者サロンのようなところで作っているらしい)、

単なる底面のない箱型六面体という造りで、且つ、求められる機能(虫除け)上、ダンボールに(ほぼ)ぴったりのサイズのため、一人で被せるのが非常に困難です。

同居人に手伝ってもらえるときは、上の四隅を二人でそれぞれつまんでそろりそろりと降ろしていけば良いのですが、腕が四本確保できないときにはどうしても多少ダンボールの角を圧迫してしまいます。

あわよくば今のダンボールを数年使いたいと思っているので、微少とはいえ箱に日々ダメージを与えるのはうれしくありません。

 

そこで、一人でもダンボールを傷めずにカバーがかけられるよう、縦の一辺をファスナー開きにしてみました。

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布と糸の相性がいまひとつだったようで(というか、根本原因は私の裁断の腕のなさだと思いますが)、かなり攣れてしまい、

さらに、ファスナーのつけ位置を若干間違えて、三つ折になるはずだった裾が二つ折になってしまったため、少し見た目がすっきりしないのですが、

一人でもさっとカバーがかけられる、という目的上は、完璧に思い通りのものができ、毎晩の一連の野菜くず投入作業がかなり楽になりました。

 

コンシールファスナーの不要な部分を切り落としたごみが15センチ程出てしまったのは大変遺憾ですが・・・。

 


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コンポスト、はじめました⑥ 入れているもの・入れていないもの

2017年6月13日

 

今のところ、調理で出た野菜くずなどは全てコンポストに入れています。

当初、非常に分解しづらいという噂の玉ねぎの皮だけは入れるのをやめておこうと考えていたのですが、

同居人にやらせると、剥き方・切り方が大胆すぎて、そこは玉ねぎ本体なのでは・・・?という部位までもが燃えるごみにされてしまいます。

それがいやだったので一律コンポスト行きにすることにしました。

アボカドの種なども、しばらく乾かしておくと萎びて扱いやすくなるので、その段階でキッチンばさみで適当な大きさに切って投入しています。

 

いただいたお菓子などで、「本体はおいしそうだけどこの上にのってる砂糖の塊がいやなのよねー」なんてときにも、

今は全く困ることなく、大喜びでそこだけ外してコンポストに入れます。(甘いものは微生物の好物らしい)。

 

台所から出るもので今のところコンポストに入れていないのはドリップ後のコーヒーです。

同居人が、カフェインは深刻な土壌汚染を引き起こすと固く信じているため、入れさせてもらえません。

この件について調べてみたりもしているのですが、今のところ明確に問題ないといっているソースが見つけられていないので、泣く泣く燃えるごみにしています。

 

後は、過度の塩気と油気は出来上がった堆肥の質に障るようなので、当初何も考えずに魚を味噌漬けにした後の味噌など入れてしまっていましたが、

そもそもそういう調理をしないようになりました。漬け込まないで、上に塗りつけて焼くだけにする、とか。

 

そして、台所から出るもの以外は入れていません。

生物分解性のものは全て入れるのがきっと正しいのだろうとは思いますが、

自分が素手で触りたくないものを入れてしまうと、今のように毎日楽しく続けることはできなくなってしまう気がするからです。

また、出来上がった堆肥は自家消費の予定ですが、万が一人様に引き取っていただかなければならないことになった場合に申し訳なく思うようなもの(例えば自分たちの髪とか爪とか)は、

逆の立場になったらちょっと気持ち悪いので入れるのは控えています。

なので、こういったものも今のところは燃えるごみにしています。


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リターン・オブ・ザ・キラートマト・・・

f:id:noa-s:20170611212428j:plain2017年6月12日

今年は真面目に取り組むつもりだったベランダ菜園、全く思い通りに進んでいません。

というか、かなり荒れています。

 

毎年のことながら、この時期はアブラムシの大量発生に悩まされ、ニラ・三つ葉は全滅。その猛威は少し離れたところに置いてある万能ねぎの鉢にまで及んでいる始末です。

アブラムシは味がマイルドなアブラナ科に好んで付くという印象があるので、この春はカブは作るのをやめておいたのですが、おいしい物がなければユリ科だろうがセリ科だろうがお構いなしのようです。ああ、憎たらしい。

殺虫剤は撒きたくないので、ニーム入りのスプレーで対応していますが、確か昔、すごく期待してニームの鉢植えを買ったとき、その鉢にもアブラムシは取り付いていたような気がします・・・。

 

青じそは、うっかり良くない土を使ってしまったために伸び悩み中、へちまは辛うじて発芽はしたものの、何故か丈がまだ15センチ程度しかないくせに花が咲きそうになっています。以前きゅうりを植えたときにも同じ現象が起きたので、うちは瓜系と相当相性が悪いのかもしれません。

 

そんな中、異常に元気なのが写真のミニトマトです。勝手に生えてきました。一昨年植えたミニトマトのこぼれ種から発芽したトマト(たぶん)を、植えた覚えもないし実も小さいから、と昨年収穫せずに放置したのですが、それが今年、妙にワイルドになって帰ってきました。まぁ、ラッキーといえばラッキーなのですが、私は今年はへちまを食べてみたかったのでかなり複雑な心境です(トマトのぶっとい枝が、へちまの進路をふさいで圧迫している・・・)。


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