コンビニスイーツ撃退法

2017年3月17日

 

うちの心優しい同居人は小動物のお世話が大好きです。

現状ペット禁止のマンションに住んでいるため、その“お世話したい欲求”を私に向けている節があります。

私がくたびれていたり何となく沈んでいたりするようなときには甘いものを与えるのが効果的だと思っているらしく、そのたびにコンビニスイーツを頂戴してしまうのは、嬉しい反面がっくり、というのは以前ちらりと書いた話です。

 

が、そういえば最近プラスチック入りの甘いものを与えられていません。その代りに、同居人は3~4日に一回、せっせとリンゴパイやらバナナパイやらを焼いてくれています。

 

コンビニスイーツを買ってきてくれたとき、その気持ちはとてもありがたいと思ったので、特にプラスチックごみが出ることに対して苦言を呈したことはありません。私、何か言ったっけ…?

 

記憶を辿ってみると思い当たることが一つ。

私は寒さと睡眠不足に極度に弱いのですが、あまり睡眠時間が確保できない日々が続いたときに夜の外出が重なったことがありました。遅い時間に帰宅する際、眠気と冷えが極限状態となり、どうしても、今、自分を甘やかす何か必要だ!と、自らスーパーで小さなプラスチックカップに入ったプリンを買って帰ってしまったことがありました。

帰宅後、早速それを食べたのですが、体調が悪いせいか全くおいしく感じない。ごく普通のスーパーで買えるような、良くないモノがいろいろ入っている市販品なので、実際にもおいしくなかったのだと思います。

 

「ああ、これ、まっずい、なんでこんなの買ったんだろう、もう二度とこういうの買わない…、最悪、ああ、まっずい…、なんでこんなもの買ってしまったんだろう、ああ、最悪」

 

呪詛の言葉を吐きつつお菓子を食べる私が相当怖かったのでしょうね…。

 

他方、家で作ってくれたお菓子は「いやー、やっぱり家庭で作ったお菓子は雑味が無くておいしいね!最高だね!」と常に褒め称えて来たので、もう手作りのものを与えるしかないと思ったのでしょうか。

 

結論

コンビニスイーツ撃退法:「これは不味い」とはっきり言う(実際不味い)

買えるには買えたけれど…

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2017年3月16日

 

洗濯と食器洗いに愛用しているサンダーレッドが残り少なくなってきました。

これまでずっと通信販売で入手してきましたが、現在通販断ち実験中のため、自分の住んでいる街で探すことになります。結論から言うと、買うことはできました。

 

緑豆のときには適当に歩き回って探しましたが、今回はメーカーが特定できているので、まずホームページから問合せをしました。

「今まで通販で買っていましたが、梱包ゴミが出るのが嫌になったので、新宿区で置いているお店があったら教えてください。東急ハンズで480g入りは見たことがありますが、なるべく単位が大きい方が良いので5kgか3kg袋の置いてあるお店はないですか?」

この段階では、私はかなり状況を楽観視していました。新宿区内の自然食品店のどこかには卸してるだろう、と。

 

ところが、その日のうちにいただいたお返事は、「梱包材のゴミのこと、私も同じように感じていますが、残念ながら新宿区に取扱店はありません」とのこと。がーん。

詳しく伺ってみると、都内で5kg袋を置いているのは下馬のナチュラルハーモニーだけだそうです。確かに重たいしね、気軽に買ってくる感じではないから分からないでもない。そして下馬に用事は…無いなぁ。ナチュラルハーモニーの藁づと納豆はおいしかったけど、藁づとが不織布に入ってるしなぁ。

 

ご親切に、メールのお返事では以下のご提案をいただきました。

 

「1.東急ハンズ新宿店に取り寄せを頼む。

   問屋さんを通じて入荷しますので、少々時間がかかります。

 2.当方より直接送る、

   包装は簡易(板ダンボールで巻いて、宅配袋に入れて出荷)ですが、

   送料は700円かかります。

 3. 当方よりまとめ買いをする。

   価格は卸価格でお徳用でおすすめです。

   5㎏は段ボール箱に4袋入り、3㎏は6袋入りです。

   1ケースで1年分ぐらいになりますから、結果的には包装材が一番節約になります。」

 

ふむ。

一番心惹かれるのは3番なのですが、箱の大きさと重さ・荷解きの面倒さを考えると気が重くなります。保管スペースは現在まとめ買いしたトイレットペーパーに埋め尽くされていますし、トイレットペーパーよりも重さがあるでしょうからプラスチックの結束テープでぐるぐる巻きになって運ばれてくることは間違いありません。

 

試してみるとするなら1番かな、ということで先々週の金曜日会社帰りに東急ハンズに出向いて聞いてみました。時間が遅かったので既に問屋さんが営業を終了しており、確認が取れたら連絡をもらえることになりました。

発注可です、と連絡が来たのが週明け火曜日、そして金曜日には入荷したとの連絡をもらいました。……時間、全然かかってませんけど。超スピーディーですけど。私にとっては(通販で買い物をするのって大体土曜日か日曜日で、そうすると平日は受け取れないから次の土日着に受取日を指定することになります。結局一週間後になるわけです)。

いやー、現代人のみなさんはその程度も待てないのかしらね。これ、全然「時間がかかる」うちに入らないって。

 

喜んで、次の土曜日、用事の帰りに受け取りに行きました。5kgの重さは、私にとっては一人で運べる許容範囲です。学生時代、鞄の中は教科書・六法全書・英和辞典・独和辞典・仏和辞典・西和辞典・文庫本とお弁当!みたいなことになっていて10kg超えることも普通でしたし。しかし現在の自分の体力を考えて、念のため人足(同居人)も手配しておきました。報酬はステーキ奢り。

 

カウンターで伝票を渡して品物をお願いしたところ、店員さんが段ボールを抱えてやってきたので一瞬焦りましたが(段ボールを運ぶことは想定していなかった)、もちろん中身だけいただきました。自分のトートバッグにちょうど入れられる大きさで、一人で運べることも確認できました。結局はステーキに固執する人足が運びましたけれども。

 

というわけで、無事通販に依らずに入手できてめでたしめでたしなはずなのですが、何か釈然としないというか。

手間がかかった割に環境負荷という観点からは空回りだった感があります。少なくともハンズの伝票一枚と、問屋さんからハンズへの物の移動に段ボール一枚が私のために余分に使われちゃってますから。結局通販で買うのと大して変わりはなかったような…。

 

地元のお店に恒常的に仕入れられているものの中から一つを選んで満足する、というのが一番謙虚なやり方なのだろうと思うのですが、一度いろいろな選択肢を知ってしまうとなかなかそうもいかず…。難しいです。

導師様、それは惣菜よ!

2017年3月15日

 

2015年初冬にZero Waste Homeを読んだことでBea Johnsonについてはすっかり満足してしまい、ブログは全く見ていなかったんです。が、最近(やっと)翻訳版の方のゼロ・ウェイスト・ホームを読み始めることができまして。著者前書きの部分で「日本に行ったけど量り売りあるじゃん」というようなことが書いてあったことに「?」となりました。

 

昨日ふと思い出して、直接Beaのブログを見てみたのですが…これをもって「量り売り、あるでしょ」と言われてしまうと…ちょっと切ないねぇ…。

 

「外国に行くと地元の人は包装されていない食材なんかないからウェイスト・フリーなんて無理っていうけど、

私は見つけちゃうんですねぇ。証拠写真いっぱいとってきたよん。」とのことですが。

 

温泉卵

漬物

菓子パン

おせんべい

煮干し

菓子パン

おせんべい

団子

さつま揚げ

煎り豆

お茶

菓子パン

お茶

和菓子

ちりめん

かつおぶし

おでんだね

菓子パン

サバ節

漬物

おでんだね

漬物

スパイス類

がんもどき

揚げ巻きゆば?

干し柿

佃煮

ポップコーン

漬物

煎りピーナッツ

さつま揚げ

おせんべい

漬物

お焼き

 

No offense, but…

はらわた辺りで何かが渦巻く渦巻く(笑)。

 

わたしらが欲しいのは「包装されていない惣菜」じゃなくて「包装されていない食材」なのだけれども。

漬物とさつま揚げだけで食生活成り立たないわ!

こんな高いもの日常で買えるわけないでしょう。

これって観光地の写真じゃないの?

大体この手のお店って、私のようなOver loaded、もといOLが帰宅する頃にはとっくに閉まってるんですけど。

などなど。

 

コメント欄を見てみたら、日本に住んでいる方がきっちり反論(というか、日本の実情を説明)してらしたので溜飲が下がりましたが(笑)。

 

でもお茶については、確かに近所で似たような風景を見ているので、検討に値すると思いました。(ただ、あのお茶屋さん、ちょっと右翼っぽいので、買い物するかどうか少し悩む…。)

ホワイトデー

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2017年3月14日

 

週末、先月のバレンタインデーのお返しにということで、同居人が苺ムースを作ってくれました。

私もチョコムースのお返しに何かお菓子でも作るつもりだったのですが、どうせならお菓子よりも好物のナッツやドライフルーツの方が喜ぶんじゃなかろうかと思い、新宿ルミネ1に入っているFar East Bazaarに行ってきました。(…作るのがめんどくさかったわけではないですよ、くれぐれも!)

 

Far East Bazaarでナッツやドライフルーツが量り売りで買えるというはだいぶ前から調べて知っていたのですが、現在歯列矯正中で自分がそういったものを食べられないので買い物は今回が初めてです。持ち込み容器で対応してもらえるか少し不安だったのですが全く問題なく、8ozメイソン・ジャーは数人の店員さんから「カワイー」とお褒めの言葉をいただきました。気を良くしたので今度併設のカフェにも行ってみようと思います。

 

今回の容器は一応新品ですが、食べ終わったら回収して私のものにする予定(今、ジャーを少しずつ増やしているところなので)。同じ家の住人だからできることではありますが、今回のプレゼントは良い感じにゼロ・ウェイストでした。

内容物がパッケージレスかつ送る相手の本当に欲しいもの、そして私にとっても生活圏内で購入できて入手に全く手間がかからない。無理がないのが良かったです:-)

i have a dream...

2017年3月10日

 

昨日は同居人がランチに職場のまかないを利用する日だったので、私もお弁当をお休みして容器持参でパン屋さんに行きました。

店員さんにほしいパンを取ってもらう方式だったので、この容器に直接入れちゃってください、とお願いしたら、(パンが二種類あるので)「一緒にしちゃっていいんですか?」と聞かれました。「ぜーんぜんOKです!」とお返事したのですが、戻ってきた容器の中を見たらパンとパンの間に油紙一枚入れられちゃってました。んー、また言葉足らずで失敗したわー。急いでそうなサラリーマンのおじさま方が数人順番を待っていて、悠長に「ゴミを出したくないので…」とか説明している暇もなかったので仕方ないんだけど。

 

でも、最近あんまりこういうの気になりません。お店側の気持ちもなんとなく分かるので。せっかく頑張っておいしく作った食べ物ならば、味が混ざったりしていない最高の状態で食べてほしいでしょうから。そういう気持ちでこちらに渡してくれたものだと思えば文句を言う筋ではありません。今回中身は違うとはいえ両方デニッシュで、くっついても何ら問題はなかったはずだということには目をつぶろう。

 

そういえば、遠い昔、作った料理を温かいうちに食べてほしいあまりに、早く食卓に着くように当時のパートナーを急かしたら、それをきっかけに(詳しい事情は省きますが・笑)住居を失ったことがありました。それくらい、供給側にとっては、自分の手がけたものが全き状態で提供先に渡るということは重要なんです。…たぶんね。

 

話が思いっきり逸れましたが。

外国人のためのヴィーガン・ヴェジタリアンカード」といものがありまして、言葉が通じなくてもレストランに入った時にそれを提示すると何が食べられないのか分かってもらえます。

それと同じように、ぱっと見せただけで「あー、この人、商品そのものしか渡しちゃいけない人だー」って分かってもらえる「私はゼロ・ウェイスターです」って書いてあるコンテナがあったら話が早いのになと思いました。

 

以上、ゼロ・ウェイストという言葉が一般化した未来を夢見る妄想でした。